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ブッカー賞は英国最高の文学賞です
ブッカー賞(Booker Prize)はイギリスの文学賞です。フランスのゴンクール賞などと並び、世界的に権威のある文学賞の一つです。英国最高の文学賞と言っていいと思います。
受賞作に選ばれるのは、その年に出版された最も優れた長編小説。
イギリス連邦、アイルランド、アメリカ国籍の著者によって英語で書かれた長編小説の中から選ばれます。
個人的なイメージは「とにかく外れの少ない文学賞」です。
ノーベル文学賞でも、「なぜこの作家が選ばれたの?」と思うことがあるんですが、ブッカー賞受賞作品は安定して傑作が選ばれている印象があります。
「読み応えのある小説を読みたい!」という人には、歴代の受賞作品を読んでいくことをおすすめします。
おすすめ作品ランキング
長い記事なので、先におすすめランキングを紹介します!
作品年表リスト
1969年
Something to Answer for, P・H・ニュービィ
1970年
『選ばれし者』The Elected Member, バーニス・ルーベンス
1970年
Troubles, J. G. Farrell
1971年
『自由の国で』In a Free State, V・S・ナイポール
自由になったはずなのに、この違和感は何だ?
ポストコロニアル、この現代世界文学における最重要テーマに挑み、小説世界に新境地を拓いたブッカー賞受賞作。
1972年
『G.』G., ジョン・バージャー
1973年
『セポイの反乱』The Siege of Krishnapur, ジェイムズ・G・ファレル
1974年
The Conservationist, ナディン・ゴーディマー
1974年
Holiday, スタンレー・ミドルトン
1975年
Heat and Dust, ルース・プラワー・ジャブヴァーラ
1976年
『サヴィルの青春』Saville, デイヴィッド・ストーリー
1977年
Staying On, ポール・スコット
1978年
『海よ、海』The Sea, the Sea, アイリス・マードック
1979年
『テムズ河の人々』Offshore, ペネロピ・フィッツジェラルド
1980年
『通過儀礼』Rites of Passage, ウィリアム・ゴールディング
1981年
『真夜中の子供たち』Midnight’s Children, サルマン・ラシュディ
一九四七年八月一五日、インド独立の日の真夜中に、不思議な能力とともに生まれた子供たち。なかでも〇時ちょうどに生まれたサリームの運命は、革命、戦争、そして古い物語と魔法が絡みあう祖国の歴史と分かちがたく結びつき──。刊行当時「『百年の孤独』以来の衝撃」とも言われた、二〇世紀小説を代表する一作。
今月の新刊4冊が出来上がりました。15日より店頭に並び始めます。 pic.twitter.com/R0AOGwDOPR
— 岩波文庫編集部 (@iwabun1927) May 13, 2020
1982年
『シンドラーズ・リスト 1200人のユダヤ人を救ったドイツ人』Schindler’s Ark, トマス・キニーリー
1939年-。ドイツ人実業家、オスカー・シンドラーが、ポーランドの古都クラクフにやってくる。野心家でナチス党員の彼は、巧みな話術と賄賂を使ってドイツ軍の上層部に取り入り、たちまち軍需工場で成功を収める。彼が雇っていたのは、有能なユダヤ人会計士、イザック・シュターンのほか、賃金の安いユダヤ人労働者だった。やがて、ユダヤ人への迫害がエスカレートし、彼らが強制収容所で恐ろしい残虐行為の犠牲となっていくのを目の当たりにしたシンドラーは、ユダヤ人を助けようと、収容所所長、アーモン・ゲートに渡すためのあるリストを作り始める…。
1983年
『マイケル・K』Life & Times of Michael K, J・M・クッツェー
内戦下の南アフリカ。手押し車に病気の母親を乗せて、騒乱のケープタウンから内陸の農場をめざすマイケル。内戦の火の粉が飛びかう荒野をひたすら歩きつづける彼は、大地との交感に日々を過ごし、キャンプに収容されても逃走する。……国家の運命に巻き込まれながら、精神の自由を求めて放浪する一個の人間のすがたを描く、ノーベル賞作家の代表作。
後にノーベル賞を受賞することになるクッツェーの代表作です。
混乱が続く国内を、どこかに定着することができずさまよい続ける主人公の姿が描かれます。
社会にうまく溶け込むことができず、自ら孤独を選び難しい人生を送ってしまう。そんな不器用な人にこそ読んでほしい一冊です。
J・M・クッツェーが1983年に最初のブッカー賞を受賞した『マイケル・K』(岩波文庫)が重版になりました。クッツェー邦訳本として初めて単行本が出たのが1989年、2度目の文庫化を経ていまも読み継がれる名作です。 pic.twitter.com/vL1JeJU5MC
— くぼたのぞみ(Nozomi Kubota) (@nozomi1950) September 20, 2019
1984年
『秋のホテル』Hotel du Lac, アニータ・ブルックナー
1985年
The Bone People, ケリ・ヒューム
1986年
The Old Davils, キングズリー・エイミス
1987年
『ムーンタイガー』Moon Tiger, ペネロピ・ライヴリー
1988年
『オスカーとルシンダ』Oscar and Lucinda, ピーター・ケアリー
1989年
『日の名残り』The Remains of the Day, カズオ・イシグロ
短い旅に出た老執事が、美しい田園風景のなか古き佳き時代を回想する。長年仕えた卿への敬慕、執事の鑑だった亡父、女中頭への淡い想い、二つの大戦の間に邸内で催された重要な外交会議の数々……。遠い思い出は輝きながら胸のなかで生き続ける。失われゆく伝統的英国を描く英国最高の文学賞、ブッカー賞受賞作。
もっと読む【おすすめ】カズオ・イシグロの全作品を一覧であらすじを紹介します
アマゾンCEOのジェフ・ベゾス氏はこちらをおススメ。
— 早川書房公式 (@Hayakawashobo) April 27, 2017
『日の名残り』カズオ・イシグロ/土屋政雄訳
https://t.co/WIUOCCVmYs
失われゆく伝統的英国を描く英国最高の文学賞、ブッカー賞受賞作。解説/丸谷才一 pic.twitter.com/kULIZ4YovG
1990年
『抱擁』Possession, A・S・バイアット
1991年
『満たされぬ道』The Famished Road, ベン・オクリ
1992年
『イギリス人の患者』The English Patient, マイケル・オンダーチェ
第二次世界大戦末期のイタリアのある修道院を舞台に語られる、4つの破壊された人生の物語である。疲れ果てた看護婦ハナ、障害のある盗人カラヴァッジョ、用心深い土木工兵キップ。そして彼らの心を捕らえる、ひとりの謎に満ちたイギリス人の患者。修道院の2階に横たわる、やけどを負った名前もわからないその男の熱情と裏切りと救出の記憶が、稲妻のように物語を照らし出す。マイケル・オンダーチェは詩的叙情にあふれた文体で、それらの登場人物たちを互いに絡み合わせ、固く結びつけたかと思うと、真実をえぐる鋭い感性で、織り上げた糸をほどいていく。
今年、ゴールデン・ブッカー賞を受けたオンダーチェの「イギリス人の患者」わたしのオールタイム海外文学ベスト10に入る作品です。あれっ、邦訳は単行本も文庫も絶版⁉︎ https://t.co/0Nsr7gaZCH
— 🐈🦔鴻巣友季子(『翻訳教室 はじめの一歩』(ちくま文庫)) (@yukikonosu) September 12, 2018
1993年
『パディ・クラーク ハハハ』Paddy Clarke Ha Ha Ha, ロディ・ドイル
1994年
How Late It Was, How Late, ジェイムズ・ケルマン
1995年
The Ghost Road, パット・バーカー
1996年
『最後の注文』Last Orders, グレアム・スウィフト
「おれが死んだら、マーゲイトの海にまいてくれ」亡き友の願いを叶えるため、4人の男が海へと向かう――。苦い想い出と秘密を胸に。ブッカー賞受賞作。
1997年
『小さきものたちの神』The God of Small Things, アルンダティ・ロイ
1998年
『アムステルダム』Amsterdam, イアン・マキューアン
ロンドン社交界の花形モリーが亡くなった。痴呆状態で迎えた哀れな最期だった。夫のいる身で奔放な性生活をおくった彼女の葬儀には、元恋人たちも参列。なかには英国を代表する作曲家、大新聞社の編集長、外務大臣の顔も。やがてこの三人は、モリーが遺したスキャンダラスな写真のために過酷な運命に巻き込まれてゆく。辛辣な知性で現代のモラルを痛打して喝采を浴びたブッカー賞受賞作!
1999年
『恥辱』Disgrace, J・M・クッツェー
52歳の大学教授は二度の離婚を経験後、娼婦や手近な女性で自分の欲望をうまく処理してきた。だが、軽い気持ちから関係を持った女生徒に告発され辞任に追い込まれる。彼は娘の住む片田舎の農園へと転がりこむが、そこにさえ厳しい審判が待ち受けていた。ノーベル賞作家の代表作。
2000年
『昏き目の暗殺者』The Blind Assassin, マーガレット・アトウッド
1945年、妹のローラは車ごと橋から転落して死んだ。あれは本当に事故だったのだろうか? 年老い孤独に暮らす姉アイリスは、釦工業で財をなした町いちばんの名家だった家族の歴史と姉妹の来し方を振り返っていく……。ローラの手になる小説『昏き目の暗殺者』、次々と亡くなっていく親族たちの死亡記事、そして老女の回想が織りなすある一族の波瀾の歴史。稀代の物語作家が圧倒的想像力で描くブッカー賞、ハメット賞受賞作。
じつは、アトウッドがブッカー賞を受賞するのは2回目。1回目は2000年、『昏き目の暗殺者』のときでした(本作はダシール・ハメット賞も受賞)。
— 早川書房公式 (@Hayakawashobo) October 15, 2019
『侍女の物語』(斎藤英治訳)、『昏き目の暗殺者』(鴻巣友季子訳)はともにハヤカワepi文庫で好評発売中です。 pic.twitter.com/QgxgpgLKl4
煽ってんなー😀でも、嘘じゃないよ。
— 🐈🦔鴻巣友季子(『翻訳教室 はじめの一歩』(ちくま文庫)) (@yukikonosu) September 16, 2019
ディストピア、預言的歴史小説、文芸SFの元祖だし。
本年度ノーベル文学賞最有力候補!
世界文学の最前線を行くカナダ人作家の傑作長篇が初の文庫化! ハメット賞&英国最高峰ブッカー賞に輝いた現代文学の金字塔!
昏き目の暗殺者 https://t.co/N0tJHTqsOU
2001年
『ケリー・ギャングの真実の歴史』True History of the Kelly Gang, ピーター・ケアリー
19世紀、オーストラリア。貧しいアイルランド移民の子ネッド・ケリーは、幼いころから獄中の父にかわり、母と6人の姉弟妹を支えてきた。父の死後、母はネッドを山賊ハリー・パワーに託す。だがそのせいで、ネッドはわずか15歳で馬泥棒の共犯容疑で逮捕されることになった。
出所したネッドは、美しい娘メアリーと出会い恋に落ちるが、ようやくつかんだ幸せも長くは続かない。横暴な警察は、難癖をつけてはネッドや家族を投獄しようとしてくる。いまや、ネッドと弟のダン、二人の仲間たち“ケリー・ギャング”は、国中にその名を轟かすおたずね者となっていた。あまりの理不尽さに、遂にネッドは仲間と共に立ち上がるが……。
死後百年を超えてなお人々を魅了しつづける実在のヒーローの真実の姿を、彼がまだ見ぬ娘へ綴った手紙を通して描く感動作。
2002年
『パイの物語』Life of Pi, ヤン・マーテル
1977年7月2日。インドのマドラスからカナダのモントリオールへと出航した日本の貨物船ツシマ丸は太平洋上で嵐に巻き込まれ、あえなく沈没した。たった一艘しかない救命ボートに乗り助かったのは、動物たちをつれカナダへ移住する途中だったインドの動物園経営者の息子パイ・パテル16歳。ほかには後足を骨折したシマウマ、オラウータン、ハイエナ、そしてこの世で最も美しく危険な獣——ベンガルトラのリチャード・パーカーが一緒だった。広大な海洋にぽつりと浮かぶ命の舟。残されたのはわずかな非常食と水。こうして1人と4頭の凄絶なサバイバル漂流が始まった…。生き残るのは誰か?そして待つ衝撃のラストシーン!!文学史上類を見ない出色の冒険小説。
2003年
『ヴァーノン・ゴッド・リトル 死をめぐる21世紀の喜劇』Vernon God Little, D・B・C・ピエール
2004年
The Line of Beauty, アラン・ホリングハースト
2005年
『海に還る日』The Sea, ジョン・バンヴィル
最愛の妻を失った老美術史家が、遠い日の記憶に引き寄せられるように、海辺の町へと向かう。あの夏の日、双子の弟とともに海に消えた少女。謎めいた死の記憶は、亡き妻の思い出と重なり合って彼を翻弄する。荒々しく美しい、海のように――。カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』をおさえてブッカー賞を受賞した傑作長篇。
2006年
『喪失の響き』The Inheritance of Loss, キラン・デサイ
女性作家としてブッカー賞最年少受賞! 喪失と再生をめぐる家族の物語。
少女サイは、インド人初の宇宙飛行士を目指していた父を母と共に交通事故で亡くすと、母方の祖父である偏屈な老判事に引き取られた。老判事はすでに引退し、ヒマラヤ山脈の麓の古屋敷に隠居していたが、孫娘の出現は判事と召使いの料理人、そして近所の老人たちの慰めとなるのだった。やがてサイは、家庭教師のネパール系の青年ギヤンと恋仲になる。急速に親密になっていくふたりだが、ネパール系住民の自治独立運動が高まるにつれ、その恋には暗雲がたちこめる――。
時代の流れに翻弄されながらも力強く生きる人々の姿をコミカルに、チャーミングに描きあげるインド系著者の出世作。
2007年
The Gathering, アン・エンライト
2008年
『グローバリズム出づる処の殺人者より』The White Tiger, アラヴィンド・アディガ
究極の格差社会インドから中国首相に送られる殺人の告白。グローバリズムの闇を切り裂き、人間の欲望と悲しみを暴く挑発的文学。
2009年
『ウルフ・ホール』Wolf Hall, ヒラリー・マンテル
ブッカー賞・全米批評家協会賞受賞作!
「トマス・クロムウェル?」人はいう。「あれはたいした男だ」
1520年代のイギリス、ロンドン。息子が生まれないと悩むヘンリー八世は、王妃との離婚を願う。しかし、教皇の反対により、一向に離婚協議は進まない。
トマス・クロムウェルは、卑しい生まれから自らの才覚だけで生きてきた男。数カ国語を流暢に話し、記憶力に優れ、駆け引きに長けた戦略家だった。仕える枢機卿の権勢が衰えていくなか、クロムウェルはヘンリー八世に目をかけられるようになるが――希代の政治家クロムウェルを斬新な視点で描き、世界を熱狂させた傑作、ついに登場。
2010年
The Finkler Question, ハワード・ジャコブソン
2011年
『終わりの感覚』The Sense of an Ending, ジュリアン・バーンズ
歴史とは、不完全な記憶と文書の不備から生まれる確信である――。二十代で自殺した親友の日記が、老年を迎えた男の手に突然託される。それは、別れた恋人の母親の遺言だった。男は二十代の記憶を懸命に探りつつ、かつての恋人を探しあてるが……。記憶の嘘が存在にゆすぶりをかけるさまをスリリングに描くバーンズの新境地。
https://www.shinchosha.co.jp/book/590099/
2012年
『罪人を召し出せ』Bring up the Bodies, ヒラリー・マンテル
〈ブッカー賞/コスタ賞受賞〉十六世紀英国。国王ヘンリー八世が世継ぎを望む中、王妃の不貞の噂が宮廷をかけめぐる。『ウルフ・ホール』に続き辣腕政治家トマス・クロムウェルの人生を描く傑作。
2013年
Luminaries, エレノア・カットン
2014年
『奥のほそ道』The Narrow Road to the Deep North, リチャード・フラナガン
1943年、タスマニア出身のドリゴは、オーストラリア軍の軍医として太平洋戦争に従軍するが、日本軍の捕虜となり、タイとビルマを結ぶ「泰緬鉄道」(「死の鉄路」)建設の過酷な重労働につく。そこへ一通の手紙が届き、すべてが変わってしまう……。
本書は、ドリゴの戦前・戦中・戦後の生涯を中心に、俳句を吟じ斬首する日本人将校たち、泥の海を這う骨と皮ばかりのオーストラリア人捕虜たち、戦争で人生の歯車を狂わされた者たち……かれらの生き様を鮮烈に描き、2014年度ブッカー賞を受賞した長篇だ。
2015年
『七つの殺人に関する簡潔な記録』A Brief History of Seven Killings, マーロン・ジェイムズ
史上初 ジャマイカ出身作家のブッカー賞受賞作!
世界が瞠目した巨大小説。1976年12月3日、ボブ・マーリー暗殺未遂。
事件は襲撃犯の思惑を越え、暴力の連鎖を引き起こす。聞こえるか? 歴史から消された者たちの声が。
1976年12月3日、レゲエ・スターにしてジャマイカの英雄ボブ・マーリーが襲撃された。
その日は、高まる政治的緊張を鎮めるためのコンサートの2日前であり、総選挙が控えていた。ボブ・マーリーは一命を取りとめるものの、暴力は加速する。
国を二分し、やがてアメリカ合衆国をも巻き込んでゆく。
襲撃したギャング、裏で操る政治家、CIA工作員、アメリカ人記者、事件を目撃してしまった女性、さらには亡霊まで、70名以上の人物が闘い、血に塗れながら己が見た真実を語る。現実の事件をもとに、語られざる歴史をつむぐ途方もない野心、禍々しくも美しいディテール、多彩に鳴り響く音楽的文体に、 世界の文学ファンが狂喜した!
ジャマイカ出身の作家では史上初のブッカー賞を受賞した巨篇。
2016年
The Sellout, Paul Beatty
2017年
『リンカーンとさまよえる霊魂たち』Lincoln in the Bardo,ジョージ・ソーンダーズ
南北戦争の最中、急死した愛息の墓を訪ねたリンカーンに接し、霊魂達が壮大な企てに挑む。全米ベストセラー感動作。ブッカー賞受賞。
ブッカー賞受賞の”Lincoln in the bardo”とめでたく先日発売されました日本語版「リンカーンとさまよえる霊魂たち」並べてみました。英語版と全然違う表紙ですが日本語版のイラストも味があって素敵。#海外文学 #文学 #翻訳 #英語 #洋書 #洋書を読む #梅蔦世界文学 pic.twitter.com/wjcredJg4U
— 梅田 蔦屋書店 洋書 (@umetsuta_yosho) August 6, 2018
2018年
『ミルクマン』Milkman,アンナ・バーンズ
謎の牛乳配達人はテロリストなのか。国家独立をめぐるテロと性的抑圧を生きる18歳女性の不安と絶望を描いた傑作。ブッカー賞受賞。
アンナ・バーンズ『ミルクマン』が国際ダブリン文学賞を受賞!アイルランドの女性作家としては初の快挙です。ブッカー賞も受賞している超話題の本作は、来月の刊行予定です。https://t.co/YpXFZbsrZd
— 河出書房新社 翻訳書 (@kawade_honyaku) October 27, 2020
2019年
『誓願』The Testaments,マーガレット・アトウッド
『侍女の物語』から十数年。ギレアデの体制には綻びが見えはじめていた。政治を操る立場にまでのぼり詰めたリディア小母、司令官の家で育ったアグネス、カナダの娘デイジーの3人は、国の激動を前に何を語るのか。カナダの巨匠による名作の、35年越しの続篇。