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コーマック・マッカーシー Cormac McCarthy(1933年7月20日 – 2023年6月13日)
小説家。アメリカ合衆国ロードアイランド州プロヴィデンス生まれ。1992年に発表した『すべての美しい馬』で全米批評家協会賞と全米図書賞を受賞。 2006年に発表した『ザ・ロード』でピューリツァー賞を受賞。現代のアメリカ文学を代表する小説家のひとりである。代表作に『すべての美しい馬』『越境』『平原の町』から成る「国境三部作」、『ブラッド・メリディアン』、『ザ・ロード』、『チャイルド・オブ・ゴッド』など。
おすすめ作品ランキング
長い記事なので、先におすすめランキングを紹介します!
- 1位:ザ・ロード
- 2位:血と暴力の国
- 3位:ブラッド・メリディアン
作品一覧リスト
※小説のみ紹介しています。
『果樹園の守り手』The Orchard Keeper 1965
デビュー作(1965年)の全訳。1930年代期のテネシー州東南部を舞台とした、〈成長〉と〈反抗〉と〈保守〉が絡み合う物語。
Outer Dark 1968
『チャイルド・オブ・ゴッド』Child of God 1973
一九六〇年代のテネシー。孤独で暴力的な若者レスター・バラードは、凄惨な連続殺人に手を染める。ピュリッツァー賞受賞作家が一九七三年に著した、死と暴力と性に彩られた問題作がついに邦訳!
Suttree 1979
『ブラッド・メリディアン』Blood Meridian or The Evening Redness in the West 1985
アメリカ開拓時代、少年はインディアン討伐隊に加わるが――。暴力と野蛮と堕落に支配された荒野を描いた、米文学の巨匠の傑作!
『すべての美しい馬』All the Pretty Horses 1992
1949年。祖父が死に、愛する牧場が人手に渡ることを知った16歳のジョン・グレイディは、自分の人生を選びとるために親友と愛馬と共にメキシコへ越境した。途中で年下の少年を一人、道連れに加え、三人は予想だにしない運命の渦中へと踏みこんでいく。至高の恋と苛烈な暴力を鮮烈に描く永遠のアメリカ青春小説。
ハヤカワepi文庫より
『越境』The Crossing 1994
十六歳のビリーは、家族の家畜を襲っていた牝狼を罠で捕らえた。いまや近隣で狼は珍しく、メキシコから越境してきたに違いない。ビリーは傷ついた牝狼の姿を見るうちに、故郷の山に帰してやりたいとの強い衝動を感じる。父の指示には反して、彼は家族には何も告げずに、牝狼を連れ国境を不法に越えた。その長い旅路の果てに底なしの哀しみが待ちうけているとは知らず――孤高の巨匠が描き上げる、美しく、残酷な青春小説
ハヤカワepi文庫より
『平原の町』Cities of the Plain 1998
十九歳になったジョン・グレイディ・コールは国境近くの牧場で働いていた。メキシコ人の幼い娼婦と激しい恋に落ちた彼は、愛馬や租父の遺品を売り払ってでも彼女と結婚しようと固く心に決めた。同僚のビリーは当初、ジョン・グレイディの計画に反対だった。だがやがて、その直情に負け、娼婦の身請けに力を貸す約束をする。
ハヤカワepi文庫より
『血と暴力の国』No Country for Old Men 2005
1980年、ヴェトナム帰還兵モスは、蜂の巣になった自動車を荒野で発見する。車内には、死体とともに240万ドルの現金が――。金を持ち逃げしたモスを追って、理由なき殺戮者ともいうべき危険な男が動きはじめた。『すべての美しい馬』のマッカーシーが、特異な文体で寓意に満ちた暴力のドラマを描ききる。
扶桑社より
『ザ・ロード』The Road 2006
世界は本当に終わってしまったのか? 現代文学の巨匠が、荒れ果てた大陸を漂流する父子の旅路を描きあげた渾身の長篇。ピュリッツァー賞受賞作。
ハヤカワepi文庫より