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はじめまして!このたびブログを復活させることにしました。
以前もやっていたんですけど、ちょっとあんまり続けられなかったんですよね…
でも、もう一度やりたい!
なので、また始めてみることにしました。それを機にブログもはてなブログからWordPressに本格移転。
デザインをいじったりいろいろとやらなきゃいけないことはあるんですけど、最初なので自己紹介代わりに本10冊を紹介してみたいと思います。
最初なので、おすすめ度とかはなく好み全開です。まずは海外文学編(5冊)です。
自己紹介代わりの本5選(海外文学編)
失踪者(アメリカ)カフカ
僕の一番好きな小説家であるカフカからまず一冊。カフカの小説はおそらく全部読んでいますが、”好き”で選ぶならこれです。
カフカは「不条理」「夢のような」といった少し不思議な雰囲気の小説のイメージが強いですけど、この小説ではドイツからやってきた少年がアメリカを放浪する様子が描かれています。
アメリカ中をあっちに行ったりこっちに行ったり。不条理ではないけど、カフカっぽいのかなぁ…
マイケル・K(クッツェー)
今やノーベル賞作家となったクッツェーが、英国最大の文学賞であるブッカー賞を受賞した作品です。
舞台は内戦下の南アフリカ。主人公は戦火を逃れようと手押し車に病気の母親を乗せて田舎にある農場を目指します。
“過去の教訓を伝えるために書きました”みたいな小説ではないです
孤独の中の人間の強さみたいなものが小説から溢れ出てくるような感じなんです。上手く言えなくて申し訳ないんですけど、そんな感じです。
複雑な構成もなく、クッツェー初心者におすすめです。ノーベル賞作家の小説を読んでみたい!という人にもおすすめです。
百年の孤独(ガブリエル ガルシア=マルケス)
“孤独”というキーワードで選ぶとこれは外せません。
マコンドという、最初は小さな集落だったのが、どんどん大きくなり繁栄していく…その中のひとつの大家族を描いた小説です。
村が繁栄していく中に、たくさんのストーリーが練り込まれていて、そのひとつひとつのストーリーがおもしろいんです。
ガルシア・マルケスの超一流の語り口をぜひ味わってほしいです。
いままでに読んだ小説の中で一番好きな小説です!
ペドロ・パラモ(フアン・ルルフォ)
『百年の孤独』と同じラテンアメリカ文学からもう一冊。向こうがコロンビアだったのに対し、こちらはメキシコです。
主人公は父親を捜しにある村を訪れるんですが、その村は死者たちが徘徊する”亡霊街”だった…というお話です。
あらすじだけ読むとホラー小説みたいな感じですが、そうではなく、その村の歴史や父親のエピソードが描かれるという。そう考えると『百年の孤独』っぽいかもしれませんね。
構成がやや複雑で、語り手が頻繁に変わるので少しわかりにくいですが、描写がとても美しい小説です。
ダロウェイ夫人(ヴァージニア・ウルフ)
『ダロウェイ夫人』を読んだときは、「ふーん?」って感じでよく分からなかったんですよね。
難しいかも…
ストーリーは、夜のパーティーに向けて主人公のダロウェイ夫人が色々な準備をする、その間に昔のことをあれこれと思い出す…というものです。
説明もなく様々な登場人物の考えていることが描写されるので最初はまごつきますが、慣れてしまえば、登場人物たちの考えていることが美しい文章で描写されていくことが気持ちよくなります。
とはいえとっつきにくい部分があったのも事実。でもこの光文社古典新訳文庫の翻訳ではひたすら読みやすくなっているんです。ウルフの作品は難解なものばかりで敷居が高いですが、この新訳はおすすめできます。
今から読むのなら絶対光文社古典新訳文庫です!
おわり
以上5作品です。
最初はとにかく好きなものを書いてみようということでこのようなラインナップになりました。
「日本文学編」「漫画編」も書いていきます
実際読んでいる冊数は漫画のほうがずっと多いので、今後は漫画の記事が多くなるかもしれません。