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いま僕は本を読み終えるとTwitterに感想を書くようにしています。もしくは途中で挫折してもなにかは書くようにしています。たとえ挫折した理由でも書いてたりしますね。
読んだ本を忘れないようにしたいというのと、本の内容を理解する助けになると思ってます
以前はハッシュタグ「読む本辞典」を付けてツイートしていたんですけど、いまは辞めてしまいました。
140文字で感想書くとなると1文字1文字が大切なんですよね
そこで定期的に紹介する今回のような記事を用意しています。
今日の記事では7月第1週に読んだ本を紹介します。
7月第1週読んだ本まとめ
神の左手悪魔の右手(楳図かずお)
神の左手悪魔の右手(#楳図かずお)読んだ!夢と現実がリンクする少年が恐怖に立ち向かっていく話。最初の「錆びたハサミ」の女の子の体から骸骨や三輪車、鋏が飛び出てくるシーンが強烈。子どもの頃ならトラウマになってたかも#読む本辞典#読書好きな人と繋がりたい#漫画https://t.co/VtIBKh6ERn pic.twitter.com/vnrDrO0qLi
— 読む本辞典@右手 (@migite1924) 2019年6月30日
夢と現実がリンクする少年・想が恐怖に立ち向かっていく話です。全部で5つのエピソードが収められています。
Twitterに書いたのは1つ目のエピソードですね
そのほかにも、
・殺された先生が殺害に加担した生徒に復讐する話
・蜘蛛女が夫にしようと男を追い回す話
・娘に読ませる殺人絵本を描くために事件を起こす父親の話
・強力な背後霊・影亡者によって有名タレントになった女の子と対決する話
が収められています。
怖いだけでもなく、グロいだけでもない。でも、主人公たちがどうなってしまうんだろう…とハラハラ感が楽しめる作品でした。
サウダージ(田辺剛)
サウダージ(#田辺剛)読んだ。写実的な絵が特長の田辺さんが小泉八雲、カフカ、陶洲明などの作品を漫画化。病気の恋人との現世での15年ぶりの再会、断食芸人、桃源郷譚など。セリフ回しを減らして、絵でストーリーを進めていくのが良い#漫画好きな人と繋がりたい #漫画https://t.co/5no7WpO8r5 pic.twitter.com/crgVuVhPzF
— 読む本辞典@右手 (@migite1924) 2019年7月3日
田辺さんの漫画を読んだのは、ラヴクラフト短編集以来でした。
この短篇集には、僕の一番好きな作家であるカフカの「断食芸人」のほか、小泉八雲、陶洲明などの作品を漫画化したものが含まれています。
台詞が少なく、得意の写実的な絵で魅せていくスタイルがさすがですね。
The Outsider 田辺剛 Extra Works
アウトサイダー(#田辺剛)読んだ。再録中心の短篇集。「中二階のある家」はピンとこなかったけど、一人の少女を心の支えに生きている「二十六人の男と一人の少女」の心理描写が良い!ラヴクラフト原作の表題作は世界観がさすがの素晴らしさ#漫画好きな人と繋がりたい #漫画https://t.co/Y5EfW2kft5 pic.twitter.com/HNzw33034y
— 読む本辞典@右手 (@migite1924) 2019年7月3日
今作にも、小説原作の漫画作品が収録されています。
「中二階のある家」はチェーホフ。「二十六人の男と一人の少女」はゴーリキーですね。「二十六人の男と一人の少女」は一人の少女がパンを貰いに来るのを楽しみにしているものの、それが変化してしまったらどうなるか…を描いています。
表題作も良かったですし、この「二十六人の男と一人の少女」 も抜群に良かったですね。個人的には大江健三郎の「他人の足」を思い出しました。
西遊奇伝・大猿王 1巻(寺田克也)
西遊奇伝・大猿王 1(#寺田克也)読んだ。寺田ワールドにアレンジされまくった西遊記。ワイルドな悟空、醜い猪八戒、生首沙悟浄、エロい三蔵と…絵はすごい好きで画集も手に取ったけど、漫画だとちょっとわかりにくいかも。時系列も複雑#漫画好きな人と繋がりたい #漫画https://t.co/7eMEQCqTMQ pic.twitter.com/CKqNR23LwD
— 読む本辞典@右手 (@migite1924) 2019年7月3日
イラストが好きだということで手に取った寺田さんの漫画作品。
イラストは好きなんですけど、これはちょっと僕には合わなかったですね。画力は圧倒的なんですけど、時系列が飛んでいるのと、寺田ワールド全開の西遊記が呑み込めなかった感じでした。
狂気の愛(アンドレ・ブルトン)
狂気の愛(#ブルトン)読んだ。光文社古典新訳文庫なら読めるかなと思ったけど、それでも難しい。
— 読む本辞典@右手 (@migite1924) 2019年7月4日
「愛のどんな敵も、愛がみずからを讃える炉で溶解する」と詩的な文章は健在。
シュルレアリスムから愛を求めた人のイメージに変わった?#読む本辞典#読書好きな人と繋がりたい
https://t.co/rTTV6hSba1 pic.twitter.com/ZvhIXaQYit
シュルレアリスムの旗手であるブルトンに興味を持って読んだ一冊。
光文社古典新訳文庫は読みやすい翻訳に工夫されているので、僕でもいけるかなと思ったんですが、さすがに難しかったです。
読める人からしたらだいぶ読みやすいそうなんですけど…
「愛のどんな敵も、愛がみずからを讃える炉で溶解する」と詩的な文章が好きなので、理解できる頭があればよかったんですけどね…
火の鳥 1-11巻(手塚治虫)
火の鳥 (#手塚治虫) 11巻まで読んだ。傑作の数々に頭がクラクラ。初めて読んだのは乱世編から。一番好きな鳳凰編と繋がってて夢中に。壮大な未来編や望郷編のラストが素晴らしくて、なんでこんなしっかりとまとめられるんだろうと感嘆#読む本辞典#漫画好きと繋がりたいhttps://t.co/HH5xgxiPSJ pic.twitter.com/mJTBj6tfJD
— 読む本辞典@右手 (@migite1924) 2019年7月6日
ギリシャ・ローマ編を除く全巻。乱世編からは初めて読みました。
“名作”ってこういうことなんだなってガツンとやられた気分でした
僕が一番好きなのは「鳳凰編」なんですけど、「乱世編」も素晴らしかったです!ホントにすごい。
ほかのエピソードで言えば「望郷編」が印象に残りました。辺境の惑星や宇宙を横断する「望郷編」ってけっこう設定が無理矢理だと思うんですよね。後半も息もつかせぬ展開でストーリーが進行していきます。
でもそこを力づくでラストシーンまで持っていけるんですよね。手塚治虫のすごさってそこなんじゃないかと思います。破綻してしまいそうなストーリーをまとめて感動的なラストシーンに持っていく。
火の鳥はテーマやストーリーも素晴らしいですけど、頭にずっと残るのはラストシーンなんですよね。きっちり最後にまとめるのはさすがとしか言いようがありません。
豊臣秀吉 異本太閤記(横山光輝)
豊臣秀吉-異本太閤記-(#横山光輝) 全7巻読んだ。秀吉の若いときが中心で、戦で活躍し始めてからは駆け足気味。
— 読む本辞典@右手 (@migite1924) 2019年7月6日
武器持ってるシーンあったかな?と思うくらい口が達者。子どもの頃から人たらし。会話・説得で出世していったんだな~#読む本辞典#漫画好きと繋がりたい
https://t.co/9WLFzqlvZD pic.twitter.com/5amSP3TaEB
数々の歴史漫画を描かれた横山光輝の豊臣秀吉です。
「豊臣秀吉 異本太閤記」ってタイトルですけど、「豊臣」時代は全然ありません。木下藤吉郎時代が中心です。
ストーリーの中心は…
・秀吉がどんな少年だったか
・どうやって信長の家臣になったか
・どうやって頭角を現していったのか
です。
しかも日常のストーリーが多く。合戦のシーンはあんまりないですね。どんな作戦で戦に勝ったか、敵方の城を落としたかっていうよりは、秀吉の口達者な一面を知れる漫画だと思います。
秀吉って誰の作品でも口は上手そうですけどね
刀持ってたシーンあったかな?くらい、秀吉の口の上手さが描かれています。
伊達政宗 1巻(横山光輝)
伊達政宗(#横山光輝)1巻読んだ。とにかく政宗が優秀!作中ではまだ10代なのに頭が切れること切れること。
— 読む本辞典@右手 (@migite1924) 2019年7月6日
それでも失敗はあり。劉備とか武田信玄もそうだったけど、沈着冷静な人でもやっぱり武将というか、カッとなっちゃうんだなと#読む本辞典#漫画好きと繋がりたい#漫画
https://t.co/ACnfp19bHb pic.twitter.com/dkP5054T8i
一巻だけですけど、秀吉の次は政宗です。
とにかくめちゃくちゃ優秀ですね。10代にして老獪というか
まだまだ若いので、かっとなって失敗してしまう場面はあるものの。横山作品の主人公の中でも優秀な方じゃ?と思うくらい優秀ですね。
10代にしてここまで先を読んでいるのかと驚きます。
おわり
7月第1週に読んだ本は以上です。
なんか漫画ばっかりな週でしたね。その反動か2週目は活字の本が多そうな予感。
とにかく火の鳥が素晴らしすぎました
小学生のときに「火の鳥」おもしろいなと思って読んでたんですけど、大人になってから読むと、こんなに素晴らしい漫画だったのか!と驚かされますね。