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作品情報
- タイトル
- 詩の力
- 著者
- 吉本隆明
- 形式
- 評論・随筆
- ジャンル
- 詩
- 執筆国
- 日本
- 版元
- 新潮社
- 刊行情報
- 新潮文庫
あらすじ・概要(ネタバレなし)
小説作品が着飾った盛装姿だとすれば、詩は身体の骨格である……。戦後の現代詩を主軸に、俳句・短歌から歌詞にまで拡がる、現代のすぐれた詩歌表現のありようを、その特徴によって類別し、読解を試みる傑作評論。自らもなお詩壇の最前線に立つ著者が、培った経験を惜しみなく注ぎ込んだ第一級の鑑賞にして、現代詩人の代表作とその意図を知るための格好の入門書である。『現代日本の詩歌』改題。
目次
- 現代詩とは何か
- 谷川俊太郎
- 田村隆一
- 塚本邦雄
- 岡井隆
- 俳句という表現
- 夏石番矢
- 吉増剛造
- 歌詞という表現
- 中島みゆきと松任谷由実
など
作者
吉本 隆明 よしもと・たかあき(1924年11月25日 – 2012年3月16日)
よしもと「りゅうめい」とも。詩人、評論家。東京工業大学電気化学科卒業。文学からサブカルチャー、政治、社会、宗教など広範な領域を対象に活発な評論・思想活動を行い、多数の著作を発表した。主な著書に『言語にとって美とは何か』『共同幻想論』など。
刊行情報
感想・解説・評価
#吉本隆明「詩の力」#読了
— 右手@ものかき (@migite1924) 2020年2月20日
再読。吉本隆明が様々な人物を取り上げ、その作品を紹介したり、特長を綴った本です。詩だけではなく、短歌や俳句、果ては歌詞まで取り上げられています。具体的な作品に触れつつ特長を知ることができるため、入門書にぴったりですhttps://t.co/9XgxAfNaUw pic.twitter.com/vttdRUqcKV
谷川俊太郎など有名な人が多いですが、普段から親しんでいる人でなければ全員の詩集(歌集、句集)を読んだことはないはず。一人について2-6pほどで易しく紹介されているのがうれしいところです。
— 右手@ものかき (@migite1924) 2020年2月20日
教科書に載ってる詩を読むのは結構好きだったけど、わざわざ買って読むほどではないなって人向けなんですよね。たぶん。教科書では作品が紹介されているだけで少々淡白、でも本書には吉本の読みやその人の印象や背景も紹介されているため、一気に視界が開けたような気分になれます。
— 右手@ものかき (@migite1924) 2020年2月20日
後は気になる書き手の本を探せばOKですね。
— 右手@ものかき (@migite1924) 2020年2月20日
合わせて読みたい本
現代詩の鑑賞101
及川均、石原吉郎、吉岡実、鮎川信夫、田村隆一、吉野弘、茨木のり子、入沢康夫、谷川俊太郎、天沢退二郎、吉増剛造、佐々木幹郎、荒川洋治、伊藤比呂美…
戦後日本の現代詩のなかから55人の101作品を厳選した一冊です。
「詩の力」と重複している人もいますが、吉本の評と比較して読めばまた楽しめると思います。
評判・口コミ・レビュー
吉本隆明 詩の力、読了、「戦後の現代詩を主軸にして詩歌の全般を取り上げて短い解釈を試みた」という此れは吉本の現代詩概論のさまを呈する。本人も「はじめに」で言ってるけど、丸くなったね、此の人も、以前は罵り合ってた様な人にも丁寧、また好い所はいいと、穏やかに評価してる。
— 山小屋の酔っ払い (@qq2f3unr9) 2015年10月15日
詩の力/吉本隆明(構成 大井浩一・重里徹也)/新潮文庫 読了。谷川俊太郎さん~飯島耕一さん28名の作品を言語分析し理論化…日本人の美学には分析しなくても五感で理解したり素晴らしいものを判断したりなコトがあって。ワタクシ自身も言語も感覚で捉らえているコトが多々あり。
— くるす屋 (@kurusuya) 2013年8月13日
「詩の力」読了。主に20世紀の日本の詩を吉本隆明さんが解説。普段はまず触れない詩も面白いもんだなぁって思った。宇多田ヒカルまで入っていてちょっとビックリ。 #読書
— F家 (@junbunjak) 2012年4月10日
『詩の力』吉本隆明(新潮文庫)読了。現代詩の詩人たちの独自性をわかりやすく解説してくれる。吉本さんの幾分か詩的な表現のアプローチが、心地良いなぁと思うのです。しかしユーミンはともかく宇多田は浮いていると言わざるを得ない(笑)
— しまっちゃわれる長女 (@kamoekamone) 2011年3月25日
吉本隆明「詩の力」読了。詩を書くのにもいろいろあるのだと知った。何人か気になる詩人に出会えたので嬉しい。
— ナナシロ🎨🎬📝 (@nanashiro1988) 2012年11月5日