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作品情報
- タイトル
- 人生の短さについて
- 著者
- セネカ
- 形式
- 随筆
- ジャンル
- 倫理
- 執筆国
- ローマ帝国
- 執筆年
- 不明
- 刊行情報
- 下記
- 翻訳者
- 下記
あらすじ・概要(ネタバレなし)
人生は浪費すれば短いが、過ごし方しだいで長くなると説く表題作。逆境にある息子の不運を嘆き悲しむ母親を、みずからなぐさめ励ます「母ヘルウィアへのなぐさめ」。仕事や友人、財産との付き合い方をアドヴァイスする「心の安定について」。2000年読み継がれてきた古代ローマの哲学者セネカの“人生の処方箋”。
目次
作者
ルキウス・アンナエウス・セネカ(紀元前1年頃 – 65年4月)
ユリウス・クラウディウス朝時代(紀元前27年 – 紀元後68年)のローマ帝国の政治家、哲学者、詩人。第5代ローマ皇帝ネロの幼少期の家庭教師としても知られ、また治世初期にはブレーンとして支えた。ストア派哲学者としても著名で、多くの悲劇・著作を記し、ラテン文学の白銀期を代表する人物と位置付けられる。
刊行情報
- 大西英文訳『生の短さについて 他2篇』岩波文庫、2010年
- 中澤務訳『人生の短さについて 他2篇』光文社古典新訳文庫、2017年
感想・解説・評価
#セネカ「生の短さについて」#読了
— 右手@ものかき (@migite1924) 2020年2月20日
そりゃあもう大昔の本なわけですけど、こんなに現代に通じるものがあるのかと驚きながら読みました。とにかく繰り返されているのは、人生を浪費するなということ。人生が短いのではなく、人々は人生を浪費しているのだと説きます。
https://t.co/eMxh4moez4 pic.twitter.com/oEizW1oacW
「先々のことをいつも口走っている人間たちの考えほど愚劣なものがありえようか。
— 右手@ものかき (@migite1924) 2020年2月20日
彼らはますます良い生活ができるようにと、多忙をきわめている。
生活を築こうとするのに、生活を失っているのだ。
今直ちに生きなければならぬ」
固めの翻訳ですが、新訳ということで不思議と読みにくさはありません。文中は名言・名句のオンパレード。古典を読むとRPGゲームで装備が揃っていくような感覚になるんですが、まさしくそう言った感覚を覚える本でした。
— 右手@ものかき (@migite1924) 2020年2月20日
合わせて読みたい本
自省録
セネカよりも少し後の時代のローマの哲人皇帝マルクス・アウレーリウス(121-180)の著作です。
大帝国の皇帝という責任のある生活の中で、彼は多くの内省を行ってきました。「生きているうちに善き人たれ」などの言葉は後の人に影響を与え続けて来ました。
評判・口コミ・レビュー
読了。セネカ『生の短さについて』。本編も短いも、前半は眠気との闘いと言い回しのわかりづらさにいまいちピンと来ず。周りに煩わされずに、欲に生きずに、自分にもっと時間をかけなさい、ということか。ちょっと違うような。時間を無駄遣いしなければ、何事をなすのにも十分人生は長い、のか。
— やす (@ys_hsn) 2010年9月24日
【読了】「生の短さについて」セネカ著。生が短いのではなく、我々が生を短くする。先延ばしこそが生の最大の浪費。明日に依存し、今日を無にする。一日一日をあたかも最後の日と思う。生きる術は生涯をかけて学び取らなければならない。英知のために時間を使う人が閑暇の人であり、真に生きている人。
— えはらじゅん (@ehajun) 2013年9月5日
読了。
— 四方山 蓬 (@Kongo_Kaga) 2019年9月3日
つぅさんにオススメされてた『生の短さについて』をやっと読めた。
遥か昔のローマ帝国のセネカ先生の書いたものだけど得るものは沢山あった。
読んでて自分がまだまだ怠惰な人間だと思い知らされたし、叱責されてる気になった(。-∀-) pic.twitter.com/0bNjnx6iuU
セネカ 生の短さについて読了。人は自分の時間の主人にならないといけない。人に振り回されて時間を無駄にしてはいけない。賢者になれ。いくら長く生きても有益な時間を過ごしていなかったら短く生きたも同様。殆どの人間は時間という貴重な資源を粗末に扱っている。
— K.Reisfeld (@K_Reisfeld) 2015年5月4日
セネカ『人生の短さについて』(岩波文庫)読了。温かい血の通っている間に、溌剌とした元気でもって、より良い方向に進まねばならない。この種の生活において君を待ち構えているのは、幾多の立派な仕事である。すなわち、徳の愛好と実践、情欲の忘却、生と死の認識、深い安静の生活である。
— 本多 ゆう (@books1987) 2010年4月9日