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作品情報
- タイトル
- 緋色の囁き
- 著者
- 綾辻行人
- 形式
- 小説
- ジャンル
- ミステリ
- 執筆国
- 日本
- 版元
- 講談社
- 初出
- 不明
- 刊行情報
- 下記
あらすじ(ネタバレなし)
「私は魔女なの」謎の言葉を残したまま一人の女生徒が寮の「開かずの間」で焼死した。その夜から次々と起こる級友たちの惨殺事件に名門女学園は恐怖と狂乱に包まれる。創立者の血をひく転校生冴子は心の奥底から湧き起こってくる“囁き”に自分が殺人鬼ではないかと恐怖におののく。
作者
綾辻 行人 あやつじ・ゆきと(1960年12月23日 – )
京都府生まれ。京都大学教育学部卒業。京都大学院博士後期課程修了。在学中は京都大学推理小説研究会に所属する。1987年に『十角館の殺人』でデビュー。「新本格ミステリ」ムーヴメントの嚆矢となる。1992年に『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。「館」シリーズという一連の長編は、現代本格ミステリを牽引しつづけている。ミステリ、ホラー、怪談など幅広く活躍。代表作に『十角館の殺人』『時計館の殺人』『Another』など。
刊行情報
- 1988年10月 祥伝社ノン・ノベル
- 1993年7月 祥伝社文庫
- 1997年11月 講談社文庫
感想・解説・評価
#綾辻行人「緋色の囁き」#読了
— 右手@ものかき (@migite1924) 2020年1月26日
全寮制の厳格な名門女子高で起きた謎の焼死事件。その事件を皮切りに、校内では次々と不審な事件が起こり…
幼少期の記憶がない主人公はプレイバックする記憶の断片に、自分が犯人なのではないかと考え始める…という作品です。https://t.co/H5rgtfOjyL pic.twitter.com/RK6wnQz56l
あまり綾辻行人の小説を読んでいるわけではないのですが、Anotherのようなホラーな空気もあり、犯人が気になるというよりは、次は一体どうなっちゃうんだろう、と怖いもの見たさのような感じで読み進めました。
— 右手@ものかき (@migite1924) 2020年1月26日
こいつが犯人だ!という予想は次々と外れ、見事にやられましたね。
(そもそもころころと予想を変えているのに、「予想」と言えるんだろうかという😅)
— 右手@ものかき (@migite1924) 2020年1月26日
合わせて読みたい本
人形館の殺人
父が飛龍想一に遺した京都の屋敷――顔のないマネキン人形が邸内各所に佇(たたず)む「人形館」。街では残忍な通り魔殺人が続発し、想一自身にも姿なき脅迫者の影が迫る。彼は旧友・島田潔に助けを求めるが、破局への秒読み(カウントダウン)はすでに始まっていた!? シリーズ中、ひときわ異彩を放つ第4の「館」、新装改訂版でここに。
この作品に登場するような”囁き”、過去の大きな体験による記憶などは別のシリーズにも導入されています。
代表作である館シリーズでは「人形館」に実験的に導入されました。ミステリの形式をとりつつ、人間の記憶や意識の乱れを描いています。
暗闇の囁き
黒髪を切られ変死した女性家庭教師。そして従兄とその母親も眼球と爪を奪われて死んだ。謎めいたほどに美しい兄弟のまわりに次々と起こる奇怪な死。遠い記憶の闇のなかから湧き上がってくる“囁き”が呼び醒ますものは何か。『緋色の囁き』に続く異色の長編推理“囁き”シリーズ第2弾、講談社文庫に登場!!
シリーズ第二弾は凄惨なシーンから始まる猟奇的なストーリーになっています。
「緋色の囁き」とは異なり、かなりホラーテイスト。綾辻先生の作品でミステリよりもホラーが好きな方向けですね。
評判・口コミ・レビュー
緋色の囁き 綾辻行人 #読了
— 瑞貴 (@mi_zu_key_) 2019年3月22日
ほぁ…!館シリーズの本格推理も好きだけどこういうホラーっぽいのが混ざる綾辻も好き…Anotherとか
囁きシリーズ、読まねば……!
『緋色の囁き』(綾辻行人)#読了
— ヤマシタ (@Yamashitanakato) 2018年5月27日
厳しい名門の女学校。ここには魔女がいる。開かずの間で死亡した女生徒。その後に続く殺人に生徒は怯える。
様々な可能性を考えながら読んだが、その外に真相があった。でも衝撃は弱めかな。裏表紙のあらすじは見ない方がいいと思う。 pic.twitter.com/nVayaLQgyB
綾辻行人さんの『緋色の囁き』#読了
— たまころ (@fuchan7272) 2019年3月23日
厳しい規律で知られる全寮制のお嬢様学校で生徒が殺される事件が発生する。学校側は「外部の侵入者による犯行」と決めつけるが、この学校では35年前にも同様の事件が起きていた…
館シリーズような大掛かりなトリックは無いものの恐怖感はさすが綾辻作品。 pic.twitter.com/zK0cqtBhao
綾辻行人「緋色の囁き」
— あやの@読書垢 (@charmychami) 2019年8月18日
囁きシリーズの1作目。名門女子高で起こる連続殺人事件。綾辻さんらしい、妖しく美しいホラーサスペンス。
館シリーズのような推理・謎解き要素がほぼ無いので、そういうのを期待すると肩透かしかも。#読了#読書好きと繋がりたい
綾辻行人『緋色の囁き』読了です!
— TACK@読書垢 (@tack_book) 2019年9月26日
・意識ぜずに起こしてしまう行動
・押さえつけるような教育指導(ハラスメント等)
・集団心理
・誰もが持つ狂気
これらがどれほど恐ろしいか、ということを感じました! pic.twitter.com/WRK2RsfQZc