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館シリーズの第三作。
作品情報
- タイトル
- 迷路館の殺人
- 著者
- 綾辻行人
- 形式
- 小説
- ジャンル
- ミステリ
- 執筆国
- 日本
- 版元
- 講談社
- 初出
- 書き下ろし
- 刊行情報
- 下記
- 受賞歴
- このミステリーがすごい!1988年第7位
あらすじ(ネタバレなし)
奇妙奇天烈な地下の館、迷路館。招かれた四人の作家たちは莫大な“賞金”をかけて、この館を舞台にした推理小説の競作を始めるが、それは恐るべき連続殺人劇の開幕でもあった。周到な企みと徹底的な遊び心でミステリファンを驚喜させたシリーズ第三作、待望の新装改訂版。初期「新本格」を象徴する傑作。
作者
綾辻 行人 あやつじ・ゆきと(1960年12月23日 – )
京都府生まれ。京都大学教育学部卒業。京都大学院博士後期課程修了。在学中は京都大学推理小説研究会に所属する。1987年に『十角館の殺人』でデビュー。「新本格ミステリ」ムーヴメントの嚆矢となる。1992年に『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。「館」シリーズという一連の長編は、現代本格ミステリを牽引しつづけている。ミステリ、ホラー、怪談など幅広く活躍。代表作に『十角館の殺人』『時計館の殺人』『Another』など。
刊行情報
- 1988年9月 講談社ノベルス
- 1992年 講談社文庫
- 新装改訂版(2009年11月 講談社文庫)
登場人物
宮垣 葉太郎(みやがき ようたろう)
推理作家。60歳。“迷路館”の主人。戦後間もない1948年に21歳の若さでデビューし、以来、推理小説界を席巻してきた、推理作家界の重鎮。
清村 淳一(きよむら じゅんいち)
推理作家。30歳。デビュー前は小さな劇団に所属していた。一見すると好青年だが、一筋縄では行かない性格。
須崎 昌輔(すざき しょうすけ)
推理作家。41歳。中世ヨーロッパを舞台にした本格ミステリを得意とする。作家としての実力は編集者である宇多山も認めるほど高いが、非常に遅筆。
舟丘 まどか(ふなおか まどか)
推理作家。30歳。デビュー当時は若くて美人の女流新人作家として注目されたが、その後は伸び悩みの状態が続く。
林 宏也(はやし ひろや)
推理作家。27歳。
島田 潔(しまだ きよし)
探偵。推理小説マニア。中村青司の館を見たくて“迷路館”へ向かっていたところ、宮垣と知り合う。
感想・解説・評価
#綾辻行人「迷路館の殺人」#読了
— 右手@ものかき (@migite1924) 2020年1月25日
館シリーズ3作目。その名の通りに廊下が迷路になっている不思議な館に集められた推理作家の面々。作家たちがとある理由から競作を始めたとたん不思議な事件が起こり始め…https://t.co/ArFHyE0GOp pic.twitter.com/OJugGZ2aA0
今作は、このトリックってこうじゃない?、と考えた内容が次々と当たりました。奇跡的な的中率に、これは作品の仕掛けを全部見抜いたのでは?、と自惚れながら読んでいきましたが、最後の最後に見事に騙されました。
— 右手@ものかき (@migite1924) 2020年1月25日
その手口が鮮やかで見事ですね。
血のトリックも、こういうのもあるよな、と考えていたことが当たったのに、その先に思いが至らない鈍さ。
— 右手@ものかき (@migite1924) 2020年1月25日
ただ、完全に真相に辿り着くのは難しいかなとも思いました。男性のほうが楽しめる作品かもしれません。
合わせて読みたい本
十角館の殺人
十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の7人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける! 1987年の刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作が新装改訂版で登場。
著者のデビュー作ともなったシリーズ第1作。
館シリーズは刊行順に読んでいくべき作品です。読んでいなかったら読むべき!
霧越邸殺人事件
信州の山中に建つ謎の洋館「霧越邸」。訪れた劇団「暗色天幕」の一行を迎える怪しい住人たち。邸内で発生する不可思議な現象の数々…。閉ざされた“吹雪の山荘”でやがて、美しき連続殺人劇の幕が上がる!
霧越「邸」と館シリーズではありませんが、謎の洋館を舞台としたミステリ作品。
同じく見立て殺人を題材としているなど、本格志向な作品です。
評判・口コミ・レビュー
綾辻行人『迷路館の殺人』読了
— ニャン美@読書垢 (@nyam_book) 2017年11月5日
再読だから見取り図見て「あ~思い出した!」って思ったはずなのにまんまと騙された…何回も…
館の描写だけで怖いって思いながら読んだけど、自分の記憶力の無さが一番怖い…笑
でもミステリーを読むには得だとポジティブに考えて館シリーズを読み進めます! pic.twitter.com/wGoLnm4EyI
迷路館の殺人、読了!
— なお@泰麒推し (@naonao_renmaya) 2017年12月13日
「えっ!?」ってリアルに3回言いましたw
毎回ですが、冒頭に戻って読み返す読み返すwww
絶対皆さんも読み返します!
ホント騙された!
感想ツイート下手ですみません!
でも、騙されたとしか言いようがない!(良い意味で!) pic.twitter.com/qz8AWPdZf9
迷路館の殺人 / 綾辻行人 #読了
— 名無し。 (@ihsanan1239) 2019年11月28日
奇怪な迷路の館に集合した四人の作家が、館を舞台にした推理小説の競作を始めたとたん、惨劇が現実に起きた!
完全な密室と化した地下の館で発生する連続殺人の不可解さと恐怖。逆転また逆転のスリルを味わった末に読者が到達する驚愕の結末は? pic.twitter.com/xxlYv4Uy4q
読了 綾辻行人「迷路館の殺人」
— 星子 (@milkboo_1112) 2018年5月25日
想像を超えた先に更に出口がありました。
凄い……。
先入観って本当に怖い。
信じて疑わないというか、そうあるのが自然で何の違和感も覚えなくて…。
もう一度読み返したくなるという感想に今なら全力で頷けます。
館シリーズ3作目、このシリーズの虜です。 pic.twitter.com/K2Ot2oFuCm
迷路館の殺人/綾辻行人 読了
— 埼 @読書日記 (@OTeenMUBT20) 2019年5月22日
地下で迷路のような廊下が広がる館に4人の作家が集められる。そして理由あって作品を書くことになるが、何者かに作家の1人が殺されてしまう。謎の失踪も起こり混乱する人々。しかし、惨劇は終わらない
不可能に思える殺人のトリックが解かれるのは最高。二重の驚き! pic.twitter.com/tak5gO12As