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「『十角館』に勝るとも劣らず衝撃的な作品」――有栖川有栖
作品情報
- タイトル
- 水車館の殺人
- 著者
- 綾辻行人
- 形式
- 小説
- ジャンル
- ミステリ
- 執筆国
- 日本
- 版元
- 講談社
- 初出
- 書き下ろし
- 刊行情報
- 下記
あらすじ(ネタバレなし)
仮面の当主と孤独な美少女が住まう異形の館、水車館。1年前の嵐の夜を悪夢に変えた不可解な惨劇が、今年も繰り返されるのか? 密室から消失した男の謎、そして幻想画家・藤沼一成の遺作「幻影群像」を巡る恐るべき秘密とは……!? 本格ミステリの復権を高らかに謳(うた)った「館」シリーズ第2弾、全面改訂の決定版!
作者
綾辻 行人 あやつじ・ゆきと(1960年12月23日 – )
京都府生まれ。京都大学教育学部卒業。京都大学院博士後期課程修了。在学中は京都大学推理小説研究会に所属する。1987年に『十角館の殺人』でデビュー。「新本格ミステリ」ムーヴメントの嚆矢となる。1992年に『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。「館」シリーズという一連の長編は、現代本格ミステリを牽引しつづけている。ミステリ、ホラー、怪談など幅広く活躍。代表作に『十角館の殺人』『時計館の殺人』『Another』など。
刊行情報
- 1988年2月 講談社ノベルス
- 1992年3月 講談社文庫
- 新装改訂版 2008年4月 講談社文庫
- 2010年2月 YA!ENTERTAINMENT
登場人物
島田 潔(しまだ きよし)
本作における探偵。
藤沼 一成(ふじぬま いっせい)
故人。「幻視者」といわれた画家。莫大な遺産と「水車館」を残した。
藤沼 紀一(ふじぬま きいち)
藤沼一成の息子。過去のある事故で顔と手足に深い傷を負ったため、仮面をつけ、車椅子生活となり、由里絵と共に「水車館」に隠棲している。
感想・解説・評価
良質なミステリが味わえるシリーズ第2作
#綾辻行人「水車館の殺人」#読了
— 右手@ものかき (@migite1924) 2020年1月22日
館シリーズ2作目。片田舎に建つ、水車のある館での殺人事件が題材です。体の不自由な仮面の主人、幽囚の美少女、遺品として残された大量の名画、これでもかという舞台設定ですね。
探偵・島田潔が訪れる現在と過去を行き来しつつ進行します https://t.co/6uiHM8uRl5 pic.twitter.com/1YNDLzNKfO
ミステリではタブーな「抜け道」「秘密の隠し部屋」が堂々と登場するのはシリーズならではでおもしろいです。
— 右手@ものかき (@migite1924) 2020年1月22日
登場人物が少ないため、犯人もトリックも予想が付いてしまうかも。「十角館」ほどの衝撃は受けませんでしたが、ミステリ作品として楽しめました
それにしても子どものときに読んだ、はやみねかおるの「消える双生島」に名前が出てきた中村青司に、大人になってから再会するってのは読書の醍醐味のようでうれしいです(本来は逆ですけど)
— 右手@ものかき (@migite1924) 2020年1月22日
合わせて読みたい本
十角館の殺人
十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の7人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける! 1987年の刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作が新装改訂版で登場。
著者のデビュー作ともなったシリーズ第1作。
館シリーズは刊行順に読んでいくべき作品です。読んでいなかったら読むべき!
迷路館の殺人
奇妙奇天烈な地下の館、迷路館。招かれた4人の作家たちは莫大な“賞金”をかけて、この館を舞台にした推理小説の競作を始めるが、それは恐るべき連続殺人劇の開幕でもあった! 周到な企みと徹底的な遊び心でミステリファンを驚喜させたシリーズ第3作、待望の新装改訂版。初期「新本格」を象徴する傑作!
十角館、水車館ときて次は”迷路”。
驚きの仕掛けに、次々明かされる驚愕の真実。もし水車館を気に入らなくても、もう一作読んでみるのがおすすめです。
評判・口コミ・レビュー
綾辻行人著「水車館の殺人」を読了。このまま続けて「迷路館」へと進み、“館シリーズ”のさらなる沼へと堕ちていくのか?あえて一旦中断し、カリン・スローターや北欧ミステリーに戻ってから、再び“館”にハマるか?いずれにせよ、「人形館」を購入しておこう。 pic.twitter.com/gD26c2ToA6
— 小島秀夫 (@Kojima_Hideo) 2020年2月8日
綾辻行人『水車館の殺人』読了
— ニャン美@読書垢 (@nyam_book) 2017年5月4日
昨日の『46番目の密室』の解説が綾辻行人さんだったので(^^*)
十角館程ではないけど初めて読んだとき衝撃だったな~!
読むの2回目にして漸く気付いた点が沢山あって自分の観察力のなさにびっくり笑
ちなみにこちらの解説は有栖川有栖さんでした(^^*) pic.twitter.com/xV0wAkk9Sv
綾辻行人『水車館の殺人』読了。
— らきむぼん (@x0raki) 2019年3月2日
館シリーズ二作目。前作よりもミステリとしての純度は高い。水車館という舞台と、クローズドサークル、そして特徴的な登場人物たちも含め、お約束の本格ミステリ世界はやはりワクワクさせられる。 pic.twitter.com/x1mo1HGWjT
水車館の殺人/綾辻行人 読了!
— 我鈴慈@萬(as.陰陽座)2月22日(土)巣鴨獅子王 (@garage1218) 2016年8月16日
犯人と、その正体に関係する謎は察しがついたけど、それ以外は予想出来ませんでした…。
脅迫状とかに感じた違和感は、成程そう言う事かー!…と。
今更過ぎるだろうけど、凄いな…館シリーズ…( ˘ω˘) pic.twitter.com/Is0321BN1k
『水車館の殺人』読了
— ろくわ📚 (@rokuwa2) 2018年10月21日
綾辻行人さんの「館シリーズ」2作目になります。
流石「館シリーズ」、あの1行で背筋がゾクッと、またうわぁ~と情けない声を上げてしまいました。
全て運命の元成り立っているのか…というのが読了の感想になります。
核心を話してしまいそうなので、皆様是非読んでください! pic.twitter.com/yhtAZAVkSo