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古書に関して並外れた知識を持つが、極度の人見知りである美貌の古本屋店主・栞子が、客が持ち込む古書にまつわる謎を解いていく日常の謎系のビブリオミステリ。
ビブリア古書堂の事件手帖6の作品情報
- タイトル
- ビブリア古書堂の事件手帖6 〜栞子さんと巡るさだめ〜
- 著者
- 三上延
- 形式
- 小説
- ジャンル
- ミステリ
- 執筆国
- 日本
- 版元
- アスキー・メディアワークス
- 初出
- 書き下ろし
- 刊行情報
- メディアワークス文庫
ビブリア古書堂の事件手帖6のあらすじ・概要(ネタバレなし)
太宰治の『晩年』を奪うため、美しき女店主に危害を加えた青年。ビブリア古書堂の二人の前に、彼が再び現れる。今度は依頼者として。
違う『晩年』を捜しているという奇妙な依頼。署名ではないのに、太宰自筆と分かる珍しい書きこみがあるらしい。
本を追ううちに、二人は驚くべき事実に辿り着く。四十七年前にあった太宰の稀覯本を巡る盗難事件。それには二人の祖父母が関わっていたのだ。
過去と現在、まるで再現されるかのような奇妙な巡り合わせに、薄気味悪さを感じる二人。それは偶然か必然か? 深い謎の先にある真実とは?
ビブリア古書堂の事件手帖6の目次
太宰治
作者
三上 延 みかみ・えん(1971年 – )
小説家。神奈川県横浜市生まれ。武蔵大学人文学部社会学科卒業。大学卒業後、藤沢市の中古レコード店、古本屋でアルバイトをしながら小説を新人賞に投稿し、『ダーク・バイオレッツ』で第8回電撃小説大賞3次選考を通過し、2002年に同作でデビュー。ホラー風の作品が多かったが2011年に発表した古書ミステリー『ビブリア古書堂の事件手帖』が人気作になる。
ビブリア古書堂の事件手帖6の刊行情報
『ビブリア古書堂の事件手帖6 〜栞子さんと巡るさだめ〜』メディアワークス文庫、2014年12月25日
ビブリア古書堂の事件手帖6の登場人物
五浦大輔(ごうら だいすけ)
主人公で、語り手。23歳の男性。
小学生の頃の些細な悪戯が原因で活字を見ると体調が悪くなる「活字恐怖症」であり、読書とは縁遠い人生を送ってきたが、本当は本に対して憧れに近い感情を抱いている。
祖母が遺した『漱石全集』を査定してもらうために「ビブリア古書堂」を訪れ、そこで栞子に祖母の秘密を解いてもらった縁で、アルバイトとして就職する。
篠川栞子(しのかわ しおりこ)
もう1人の主人公で、探偵役。北鎌倉の古本屋「ビブリア古書堂」の女店主。25歳。物語開始の前年に前店主の父親を亡くし、店を継いだ。
黒髪の長髪に透き通るような肌をした美人。本の話以外では他人と目を合わせることもできない、内向的な性格。古書の知識は並大抵のものではない。普段はたどたどしいしゃべり方をするが、本が絡む話になるといわゆる「スイッチが入った」状態になり、別人のようにキビキビとしたしゃべり方にかわる。
篠川文香(しのかわ あやか)
栞子の妹。大輔の母校に通う高校生。
古書についての知識はほとんどない。明るく無邪気で誰とでも打ち解けられるが、口が軽い。篠川家の家事をほぼ取り仕切っており、料理が得意。
ビブリア古書堂の事件手帖6の感想・解説・評価
#三上延「ビブリア古書堂の事件手帖 6」#読了
— 右手@ものかき (@migite1924) 2020年1月20日
シリーズ6作目。2度目となる長編作品です。テーマは1巻と同じ太宰治。『晩年』や『走れメロス』などが登場します。
太宰に対しての豊富な知識などは読んでいて楽しいですが、登場人物の相関が明らかになってきてだいぶ複雑。https://t.co/xrua5bKg2X pic.twitter.com/aVCZzasyym
作品全体を通して仕掛けられてきた伏線が解き明かされていくのは楽しいです。ただ、安楽椅子探偵として大活躍だった栞子さんの姿をまた見たいなと思ってしまいました。
— 右手@ものかき (@migite1924) 2020年1月20日
合わせて読みたい本
ビブリア古書堂の事件手帖7
ビブリア古書堂に迫る影。奇妙な縁で対峙することになった劇作家シェイクスピアの古書と謎多き仕掛け。そこには女店主の祖父による巧妙な罠が張り巡らされていた。日本で一番愛されるビブリオミステリ、ここに完結。
ビブリア古書堂の事件手帖6の評判・口コミ・レビュー
明けましておめでとうございます。先程、旅行から戻りました!
— 詠(うた)@読書、趣味専用 (@yuchinbook) 2019年1月2日
早速…今年一発目の読了です!
ビブリア古書堂の事件手帖6〜栞子さんと巡るさだめ〜
古書をめぐる人の縁…複雑でした。私は太宰治を読んだことがないので、今年は太宰治や夏目漱石など挑戦してみたいと思います!#読了 pic.twitter.com/2z7Rm2yCpo
三上延先生の「ビブリア古書堂の事件手帖6」を読了
— えのらて (@enosan_latte) 2019年5月23日
相変わらず読むのが楽しい。そして本や作家の豆知識なんかも増えていくのが楽しい。
巻を追うごとに登場人物の過去や秘密に触れていくので、読む事に面白くなっていきますね
1冊のテンポも、物語としてのテンポも良いので飽きないです❣️
「ビブリア古書堂の事件手帖6」読了。ミステリ読みの角度か古書好きの目からか、どう呟けばいいか迷う。癖のある古書マニアが物語につきまといつつ、クライマックスの吸引力はさすがだが、焼け跡名古屋で戦前の少倶や少女倶を捜しあてながら、伊勢湾台風でパアにした思い出まで溢れて、たまらんです。
— 辻 真先 (@mtsujiji) 2015年1月8日
三上延『ビブリア古書堂の事件手帖6~栞子さんと巡るさだめ』
— びー子 (@cobee_co) 2019年3月21日
太宰治をめぐる本の話。
偶然にも太宰治を読んでいる自分と本の中で語られる内容が一致して面白く読めた。
めぐりめぐって返ってくる。いろいろなこと。きっと良いことも悪いことも。#読了#ビブリア古書堂の事件手帖 pic.twitter.com/tihsqAES50
三上延『ビブリア古書堂の事件手帖6』
— ひつじ (@WgQne) 2017年3月20日
友人から借りて。
話題の最終巻、ではありません(笑)
今回は登場人物多いなー!
太宰さん好きには美味しい巻です。#読了#ビブリア#本好きな人と繋がりたい #読書好きと繋がりたい pic.twitter.com/10UR6uJMRN