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死体に残された傷は何を意味するのか!?
女性が死んでいた。みな密室で。歌詞のとおりに1人、また1人。
詩的私的ジャックの作品情報
- タイトル
- 詩的私的ジャック
- 著者
- 森博嗣
- 形式
- 小説
- ジャンル
- ミステリ
- 執筆国
- 日本
- 版元
- 講談社
- 初出
- 書き下ろし
- 刊行情報
- 講談社文庫
詩的私的ジャックのあらすじ(ネタバレなし)
N大学構内で女子大生の連続殺人事件が起こった。現場は密室で、死体には謎の傷が遺されていた。容疑者として浮上したのは、N大学の学生であったロック歌手の結城稔。結城の曲の歌詞と殺人事件の類似性をめぐり、N大学助教授・犀川創平と国立N大学3年生・西之園萌絵は密室殺人に挑む。
詩的私的ジャックの目次
全12章
作者
森 博嗣 もり・ひろし(1957年12月7日 – )
小説家。愛知県生まれ。東海中学校・高等学校を経て、名古屋大学工学部建築学科卒、名古屋大学大学院修士課程修了。工学博士。
1995年に初めての小説『冷たい密室と博士たち』を執筆。メフィストに投稿し、編集部から高い評価を受ける。第4作『すべてがFになる』に合わせ編集部がメフィスト賞の開催を決定。同作が第1回メフィスト賞受賞作となり、デビューを飾った。
詩的私的ジャックの刊行情報
- 講談社ノベルス 1997年1月発行
- 講談社文庫 1999年11月発行
詩的私的ジャックの登場人物
犀川創平(さいかわ そうへい)
国立N大学工学部建築学科助教授
西之園萌絵(にしのその もえ)
国立N大学工学部建築学科3年生
結城稔(ゆうき みのる)
N大学の学生だったロック歌手
詩的私的ジャックの感想・解説・評価
#森博嗣「詩的私的ジャック」#読了
— 右手@ものかき (@migite1924) 2020年1月6日
シリーズ4作目。犀川&萌絵たちの通うN大学や周辺の大学で連続密室殺人事件が起こります。
ですが今作の密室事件はあっさり目。動機には驚かされましたが、ヒントが豊富なため犯人は分かるかも。犀川&萌絵の関係が急接近していて嬉しい😊https://t.co/PZvzXXsKJf pic.twitter.com/B34Pn6kOK0
序盤中盤で明かされる謎もあり、HowよりもWhyに重きを置いた作品だと思いました。
— 右手@ものかき (@migite1924) 2020年1月6日
その意味では、トリックや謎解き、犯人の特定を楽しむというよりも、犯行動機や心理を知ることが重要な作品なのかも。
サスペンス要素を取り入れたミステリとも言えそうですね。
合わせて読みたい本
封印再度
シリーズ5作目。
家宝の開け方、香山風采が亡くなった事件の真相、そして新たに発生した事件について、と3つの謎に犀川&萌絵コンビが挑戦していきます。
詩的私的ジャックの評判・口コミ・レビュー
「詩的私的ジャック」#読了
— アガサ@読書 低浮上 (@AgathaQueen1841) 2019年5月12日
大学施設で女子大生が連続して殺された。現場は密室状態で死体には文字状の傷が残されていた。捜査線状に浮かんだのはロック歌手の結城稔。被害者と面識があった上、事件と彼の歌詞が酷似していた。
密室を扱うものは、その意義が最も重視される。本作を読んで(続く↓) pic.twitter.com/k6D06mhGqC
『詩的私的ジャック』#読了
— オアシス@読書 (@oasis4n10) 2017年8月6日
S&Mシリーズ4作目
大学構内で起きる連続殺人 事件と酷似する歌詞 犀川と萌絵が事件構造を解体していく。伏線トリックもさることながら、今回は国枝さんの魅力も沢山描かれ…。犀川と萌絵の関係も少し変わっていく。 pic.twitter.com/lMRjR0XoRj
詩的私的ジャック/森博嗣
— K (@K71381515) 2019年2月12日
ふと思ったのはこのシリーズの最後どう終わるんだろうということ
とりあえず次の巻買いに行かなきゃ#読了 #読書好きと繋がりたい pic.twitter.com/iRNlUcdfQb
『詩的私的ジャック』(森博嗣) #読了
— ヤマシタ (@Yamashitanakato) 2017年12月14日
S&Mシリーズ。ロック歌手の歌詞に似た状況で死体が見つかる。現場はどれも密室。
密室を作る理由にこだわられていて、論理的に謎が解明されていくのが気持ちいい。 pic.twitter.com/d1SRYd3gUN
森博嗣著「詩的私的ジャック」読了。S&Mシリーズの4作目。前2作は俗な方に振った感が強かったが、今作は”F”に近い純度の高さがあってかなり好みな方。ミスリードを誘う”印”については思った通りの展開だったのにも満足。切れ味が鋭い文が多かったのが印象的。
— M.Miyamoto(゚、 。 7 シ (@33_mkt) 2020年1月3日
森博嗣さんの『詩的私的ジャック』読了。
— 森凧(もりたこ) (@heiz0_) 2019年9月16日
最後に読んだのがかなり昔だったので、細かいトリックは読みながら思い出していく形だったけれど、動機については鮮明に覚えていた。最初に読んだ時からとても印象に強かった。
物語の最後に出てくる「夢と希望の違いは?」という問いへの答えが好きだ。 pic.twitter.com/cTw9NmKIne