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川上富江は、長い黒髪、妖しげな目つき、左目の泣きぼくろが印象的な、絶世の美貌を持った少女。性格は傲慢で身勝手、自身の美貌を鼻にかけ、言い寄る男たちを女王様気取りで下僕のようにあしらう。だが、その魔性とも言える魅力を目にした男たちは皆、魅せられてゆく。
富江(伊藤潤二)の作品情報
- タイトル
- 富江
- 著者
- 伊藤潤二
- 形式
- 漫画
- ジャンル
- ホラー
- 執筆国
- 日本
- 版元
- 朝日新聞出版
- 初出
- 月刊ハロウィン、1987年2月号
- 刊行情報
- 伊藤潤二傑作集 1 富江 上、2011年
- 受賞歴
- 第1回楳図かずお賞佳作入選(第一席)
富江(伊藤潤二)のあらすじ(ネタバレなし)
映画版&アニメ版関連動画
実写映画『富江』1999年3月6日
実写映画『富江 replay』2000年2月11日
実写映画『富江 re-birth』2001年3月24日
実写映画『富江 最終章 -禁断の果実-』
実写映画『富江 BEGINNING』2005年4月9日
実写映画『富江 REVENGE』2005年4月16日
実写映画『富江VS富江』2007年11月17日
実写映画『富江 アンリミテッド』
テレビドラマ『富江 恐怖の美少女(富江 アナザフェイス)』1999年12月26日
アニメ、伊藤潤二『コレクション』
作者
伊藤潤二(1963 – )
漫画家。岐阜県生まれ、千葉県在住。代表作は『富江』シリーズ、『うずまき』、『首吊り気球』、『ミミの怪談』など。愛読していた『ハロウィン』に「楳図かずお賞」が創設されたと知り、楳図かずおに自分をアピールしたいと考え、投稿を決意する。投稿した「富江」が第1回楳図かずお賞にて佳作入選(第一席)しデビュー。ホラー漫画を主に手掛けている。
もっと読む【おすすめ】伊藤潤二の全作品を一覧であらすじを紹介します
富江(伊藤潤二)の刊行情報
- 『伊藤潤二恐怖マンガCollection 第1巻 富江』朝日ソノラマ、1997年
- 『富江 <全> -The complete comics of Tomie-』朝日ソノラマ、2000年
- 『伊藤潤二恐怖博物館 第1巻 富江 1』ソノラマコミック文庫、2002年
- 『伊藤潤二恐怖博物館 第2巻 富江 2』ソノラマコミック文庫、2002年
- おすすめ『伊藤潤二傑作集 1 富江 上』朝日新聞出版、2011年
- おすすめ『伊藤潤二傑作集 2 富江 下』朝日新聞出版、2011年
富江(伊藤潤二)の登場人物
川上富江
主人公。長い黒髪で右目の下に泣きぼくろのある美少女。第1作『富江』時は高校生。男性を夢中にさせてしまう美貌と類まれな魅力を持ち合わせている。
高木
第一作『富江』にて富江のクラスの担任を務める教師。富江とは生徒と教師を超えた関係。のちのシリーズでは富江に従うしもべのような存在として登場する。
富江(伊藤潤二)の感想・解説・評価
人気シリーズへと発展するデビュー作
『富江』シリーズの第1作「富江」は作者・伊藤潤二のデビュー作。敬愛する漫画家の楳図かずおの名を冠した「楳図かずお賞」が創設されることを知り作品執筆を決意。楳図かずお賞の記念すべき第1回にて佳作入選し(正賞なし)デビューすることになる。
シリーズでは富江は殺されようが、バラバラに切り刻まれようが再生・復活する不死の存在として描かれている。第1作「富江」ではその一面は直接は描かれていないものの、クラスメートによってバラバラにされてしまっても復活。また周囲の男性を虜にしてしまう魔性の女っぷりは既に顔を見せている。
シリーズを通して富江の周囲の人達、特に男性は彼女の魅力に魅了され狂っていくことになる。富江は死ぬことなく、自らの体から増殖し、長い時間を通じて周囲の人間を狂わせていく。富江はゾンビでも幽霊でもない、ホラー界唯一無二の存在だと言える。
朝から #伊藤潤二 傑作集を読み続けてたら、頭がフラフラしてきた。ちょっと休憩。
— 右手@文学&漫画ブロガー (@migite1924) 2019年9月10日
ちなみに好きなのは死びとの恋わずらい#漫画好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/2dFwtzmIkX
#伊藤潤二「#富江」#読了
— 右手@文学&漫画ブロガー (@migite1924) 2019年9月10日
勝手に富江って幽霊の話かと思ってたら、ゾンビともまた違う不気味な女性の話でした😱
ホラーもグロテスクな絵も苦手だけど、どんどん男性を惑わして人生を狂わせていく富江の次の行動が気になってページをめくってしまいます。
実際富江って美人だよなぁ…😅 pic.twitter.com/AqgYXhBgfT
合わせて読みたい本
死びとの恋わずらい
幼いころ住んでいた街に母と戻ってきた娘が幼なじみの少年と再会します。その街には、霧の濃い夕暮れの四ツ辻に現れる、 魅惑の美少年の噂で持ちきりなのでした。
謎の美少年に惑わされ、街全体が狂気に陥っていく様子が恐ろしくも美しいです。
富江(伊藤潤二)の評判・口コミ・レビュー
富江読了。変態過ぎる展開や描写に惹かれて一気に読んでしまった。何度も何度も映画化されているのが納得の面白さだった。何者であれ、生々しいほど俗っぽい富江の存在感が凄い。、、、、、、。、、、美しい。 pic.twitter.com/hYWTqEL1Nl
— OCEANT (@lihit_69) 2017年8月5日
伊藤潤二著「富江 上巻」読了。
— しゃけ (@aaa39744526) 2017年2月4日
高梨臨ちゃんか中条あやみちゃんの富江が見たい‼
映画は見たことないけど菅野美穂の小悪魔感は確かに富江っぽいよなあ pic.twitter.com/EH0fw1IQo2
富江読了。めっちゃ面白かったわ…これすげえわ…
— きつつき (@kitutuki06) 2019年9月21日
「死びとの恋わずらい」に続いて「富江」も読了したけどめちゃくちゃ面白いな……美少女とか美少年とか、人を狂わせる無敵チートな美人の話はほんと好き……第五人格では、夢の魔女使う自信なくて富江スキンは買わなかったけどやっぱ買えば良かった感もある
— Kiru (@Kiru_desu) 2019年8月26日
漫画『富江』読了。
— イマビシ (@bunny_no29) 2019年3月11日
めっちゃワガママな上に魅了能力持ちという超絶生命体富江(しかも増える)に振り回される人々も確かに可哀想なんだけど、当事者の富江もほぼ確実に自身の欲望を満たせないまま死ぬという謎生態が興味深い。マジでどういう生き物なのか。そもそも富江が満たされるとかあるのか?
伊藤潤二『富江 下』読了。
— コシQ (@justy7751) 2017年7月6日
「滝壺」で増殖した富江たちが各地で引き起こす各々の怪奇譚、といった感じの全集下巻。
「毛髪」もかなり気持ち悪い面白いですが、なんと言っても「もろみ」がサイコーに狂ってます。イカれてますわー
意味不明で不条理。狂気の沙汰。富江、オモシロイです♪ pic.twitter.com/zlCPQ5GSuY