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フィッシュストーリーの作品情報
- タイトル
- フィッシュストーリー
- 著者
- 伊坂幸太郎
- 形式
- 小説
- ジャンル
- 短篇集
- 執筆国
- 日本
- 版元
- 新潮社
- 初出
- 下記
- 刊行情報
- 新潮文庫
- 受賞歴
- 第20回山本周五郎賞候補
フィッシュストーリー のあらすじ(ネタバレなし)
「なあ、この曲はちゃんと誰かに届いてるのかよ?」売れないロックバンドが最後のレコーディングで叫んだ声が時空を越えて奇蹟を起こす。デビュー第一短編から最新書き下ろし(150枚!)まで、小気味よい会話と伏線の妙が冴える伊坂ワールドの饗宴。
フィッシュストーリーの目次
作者
伊坂 幸太郎 いさか・こうたろう(1971年5月25日 – )
小説家。千葉県松戸市出身。東北大学法学部卒業。大学卒業後、システムエンジニアとして働くかたわら文学賞に応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。『アヒルと鴨のコインロッカー』が第25回吉川英治文学新人賞を受賞。『ゴールデンスランバー』で本屋大賞、山本周五郎賞を受賞。
フィッシュストーリーの刊行情報
- 『フィッシュストーリー』新潮社、2007年1月
- 『フィッシュストーリー』新潮文庫、2009年11月
映画『フィッシュストーリー』
映画『フィッシュストーリー』2009年3月20日
映画『フィッシュストーリー』を全編無料視聴できる配信一覧
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Hulu | |
U-NEXT | 〇 |
Amazonプライムビデオ | 〇 |
TSUTAYA TV | 〇 |
Netflix | 〇 |
フィッシュストーリーの登場人物
繁樹
バンド「逆鱗」のリーダー兼ベース
五郎
バンド「逆鱗」のヴォーカル
フィッシュストーリーの感想・解説・評価
伊坂幸太郎といえば、僕の大好きな作家です。結論から言うと、可もなく不可もなく、といった感じでした。
残念だったのは、ラストが読めてしまったということです。表題作では、最後のページを開く前に「これで終わりだろうな」と感じてしまいました。4作目の「ポテチ」のラストにいたっては、「伊坂ならラストはこうするだろうな」という予感のようなものがあって、的中してしまいました。
もちろん、短編で衝撃的なラストにもっていくのは至難の業なのですが、短編小説の難しさは感じてしまいました。「チルドレン」は傑作だと思ったのですが、「死神の精度」や本作では、伊坂幸太郎の世界観はできているものの、「重力ピエロ」や「アヒルと鴨のコインロッカー」を読んだときのような衝撃が来ませんでした。
登場人物が普通だったことも、個人的には残念でした。凝りに凝ったキャラクターを描いてほしかったです。「陽気なギャングが地球を回す」や「アヒルと鴨のコインロッカー」、「砂漠」に登場したような個性的なキャラクターに出会いたいと思ってしまいます。
しかし、3作目の「フィッシュストーリー」は表題作ならではのさすがの出来だったとおもいます。シーンが飛び混乱もしましたが、伊坂幸太郎の世界観がよくあらわられており、らしさがでた良作でした。
合わせて読みたい本
ゴールデンスランバー
仙台で金田首相の凱旋パレードが行われている、ちょうどその時、青柳雅春は、旧友の森田森吾に、何年かぶりで呼び出されていた。昔話をしたいわけでもないようで、森田の様子はどこかおかしい。訝る青柳に、森田は「おまえは、陥れられている。今も、その最中だ」「金田はパレード中に暗殺される」「逃げろ!オズワルドにされるぞ」と、鬼気迫る調子で訴えた。と、遠くで爆音がし、折しも現れた警官は、青柳に向かって拳銃を構えた-。精緻極まる伏線、忘れがたい会話、構築度の高い物語世界-、伊坂幸太郎のエッセンスを濃密にちりばめた、現時点での集大成。
陰謀に巻き込まれた男の逃亡劇と別れを描いた伊坂幸太郎の代表作です。
>>ゴールデンスランバー(伊坂幸太郎)のあらすじ(ネタバレなし)・感想
フィッシュストーリーの評判・口コミ・レビュー
伊坂幸太郎さん『フィッシュストーリー』#読了 です✨
— ふみち_book2nd (@fumichi_book) 2019年6月22日
ロックバンドの想いが溢れるシーンで「こんなに心に響く独り言があるなんて…」と温かさを感じました😆
その想いの込められた音楽が世代を超えて誰かの力になる奇跡もまた温かい(ˊ꒳ˋ)
さらに最後の『ポテチ』は今の私に一番効く素敵なお話でした pic.twitter.com/oiH4w3Feh9
#伊坂幸太郎 #フィッシュストーリー #読了
— ひろりん@映画垢@読書垢🖖🍤🍠🦊👹 (@hirorindoksho) 2017年7月25日
短編集だったがギュッとつまっていた。ポテチで泣いた彼はどんな気持ちなんだろう。
それぞれをゆっくり長編で読みたい気分。星3つ pic.twitter.com/DX5wyYYF78
伊坂幸太郎 著
— Amayjigen (ex.Snufkin) (@AM_exSn4_izigen) 2019年10月13日
『フィッシュストーリー』#読了
駄洒落と勢いでひたすら突き進む全4篇。
ユーモア溢れる文章やセリフに、相変わらずの半ば強引な伏線回収は本当に面白かった!!
バンドマンも空き巣も野球選手も、色々と大変なんだねぇ(^^;;
とにかく、空き巣がありえんくらい大活躍してます笑 pic.twitter.com/qnXp7M37U9
伊坂幸太郎『フィッシュストーリー』 #読了
— 葉鳥 (@htrcrn312) 2019年12月10日
中編。内2作にまたもや黒澤さん!話を追うごとに深みが増していく。他にはラッシュライフを送る老夫婦の登場が嬉しかったな。体感的には『フィッシュストーリー』が好き。最後の話『ポテチ』の意味は解説を読んでようやく気付き、今村の純真さに惹かれる。
フィッシュストーリー読了。色々な伏線や、大どんでん返し等、伊坂さんらしい作品だった。全4作品の短編集だったが外れは無し。テンポの良さと、個性的な登場人物の言葉が胸に響く。今日もまた伊坂作品を借りてきてしまった。それにしても伊坂さんは時空を越えた作品と黒澤が好きだな。
— aoiro (@aoiro_et_soleil) 2014年8月15日