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7月1日より、Amazonプライムビデオにプライム会員なら無料で見ることのできる作品が大量に追加されました。
その中でも注目は新海誠監督作品。『君の名は。』がTV放送されたばかりで『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』『雲のむこう、約束の場所』『星を追う子ども』と4作品が配信されています。
新海誠全作品を見た僕なりにおすすめ作品を紹介したいと思います!『君の名は。』はおもしろかったけど、他の作品はどうなんだろう…という方向けですよ。
新海誠監督作品のおすすめを紹介!
秒速5センチメートル
『秒速5センチメートル』は一人の男性の少年時代から成人した後までを描いた作品です。三本の連作短編アニメーション作品なのですが、それぞれにヒロインが登場。そのヒロインと主人公の関係を描いた作品です。
2007年公開のこの映画で新海誠監督は一躍有名監督の仲間入りをしました。監督の出世作&代表作と言っていいと思います。
観た後はその切なさに思わず黙って考え込んでしまいます…
3話とも恋愛と言えるか言えないかくらいの微妙な男女関係を描いた作品です。第1話が主人公視点だったのに対して、第2話は女の子からの視点になるんですけど、それがまた切ないんですよね~!
そんな第2話「コスモナウト」は背景の美しさも合わせておすすめです。
…ちなみにラストシーンは当時から賛否両論を巻き起こし続けているのですが、そのラストシーンに納得がいかなかった人は清家雪子さんの漫画版もおすすめです。少しだけ違ったストーリーを読むことができますよ。
『君の名は。』に続けて見るのなら“まずこれ!”だと思います。
言の葉の庭
数ある新海誠監督作品の中で僕が一番好きなのが、この『言の葉の庭』です。
『君の名は。』とは全く異なるミニシアター系での公開で、興行収益も観客動員数もまるで比較になりませんが、雨の描写がとても美しく、ストーリーも一直線でロマンがあるなと思いました。
高校生の男の子と大人の女性が雨の新宿御苑で出会うってもう最高じゃないですか!
雨の日は決まって学校をさぼる高校生のタカオは、ある日新宿御苑の東屋で缶ビールを飲む謎めいた年上の女性・ユキノと出会います。そのまま、二人は約束もないまま雨の日だけの交流を続けていきます。タカオは靴職人を目指しているのですが、なかなかその道のりは大変で…
主人公が高校生のわりにめちゃくちゃしっかりしているとか、花澤香菜演じるユキノが実は…とかストーリーを感じさせるところはありますが、映像・音楽・ストーリーの三拍子で視聴者を泣かせにきます。
恋ではなく孤悲…
作中に多くの文学作品や小説が登場。また一部の設定は『君の名は。』に引き継がれました。
公開後には「新海誠は今後この作品を超えられるのか?」との声も出たほどの傑作。イチオシです!
プライムビデオに新海誠監督の「秒速5センチメートル」「雲の向こう、約束の場所」「言の葉の庭」来てる!おすすめです!主人公とヒロインたちの関係が切ないんですよね…😭
— 読む本辞典@右手 (@migite1924) 2019年6月30日
特に好きなのは「言の葉の庭」。作中に文学作品いっぱい出てくるんですよね#新海誠https://t.co/t3UpRjuRee pic.twitter.com/Linw8405vE
小説版や漫画版もありますが、まずは映画から入ってほしい作品です。
雲のむこう、約束の場所
『雲のむこう、約束の場所』は上の2作品よりも前、2004年に公開されました。
僕はいまだにこの作品をどう観たらいいのかよくわかりません
舞台は「日本が南北に分断された、もう一つの戦後の世界」ということでSFです。米軍統治下の青森の少年・藤沢ヒロキと白川タクヤは、海の向こうにそびえる謎の「塔」に飛ぶことを夢見ています。同級生の沢渡サユリも加わるのですが、彼女は、やがて原因不明の昏睡状態になってしまいます。
新海誠監督本人が言っていたように村上春樹作品からの影響が強いこの作品。『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』の新海誠版と言えるかもしれません。
美しい背景が印象的です。そして『君の名は。』にて再利用されることになる印象的なシーンもあります。
でもまず見るなら上の2作品がおすすめです。
星を追う子ども
『星を追う子ども』たちはファンの間でも賛否両論が飛び交った作品です。「秒速」と「言の葉の庭」の間に公開された作品なのですが、それまでの作品とはガラッと作風が変わっていたからです。
やっぱりちょっとジブリっぽい
これまで近未来や現代を描いてきた新海監督ですが、この作品で挑戦したのは”ファンタジー”
ストーリーも「ある日、少女アスナは、地下世界アガルタから来たという少年シュンに出会う。2人は心を通わせるも、少年は突然姿を消してしまう。「もう一度あの人に会いたい」そう願うアスナの前にシュンと瓜二つの少年シンと、アガルタを探す教師モリサキが現れる。3人はそれぞれの想いを胸に、伝説の地へ旅に出る―。」という、僕からしたら「本当にこれ新海誠監督?」という感じでした。
別に出来は悪くありません。おもしろいと思います。ただ「秒速」や「言の葉の庭」ほどのインパクトはなかったかな…というのが率直な感想です。
新海監督がファンタジーを苦手としているいうわけではなく、ジブリが強すぎるよ…と当時は思いました。
おわり
実はこの前にも『ほしのこえ』という作品があるんですよね。僕は『秒速5センチメートル』から入って、当時すでに公開されていた『ほしのこえ』、『雲のむこう、約束の場所』を観て新海誠監督の世界観に夢中になった一人ですので、できればこちらも観てほしいです。
でもこれだけなぜか無料じゃなくて200円するんですよね…
佐原ミズさんの絵柄が最高な漫画版もおすすめです。
是非皆さんも新海ワールドにハマりましょう!