【おすすめ】浅暮三文の全作品を一覧であらすじを紹介します

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浅暮 三文 あさぐれ・みつふみ(1959年3月21日 -)

小説家。兵庫県西宮市生まれ。関西大学経済学部卒業。コピーライターを経て、1998年、『ダブ(エ)ストン街道』で第8回メフィスト賞を受賞してデビュー。2003年、『石の中の蜘蛛』で第56回日本推理作家協会賞を受賞。

おすすめ作品ランキング

長い記事なので、先におすすめランキングを紹介します!

  • 1位:NOVA 3
  • 2位:誘拐犯はカラスが知っている
  • 3位:石の中の蜘蛛

「NOVA 3」は単著ではなく、アンソロジー集です。

アンソロジー集をおすすめ1位にするのもどうかと思いましたが、まずこの本から手に取るのがとっつきやすいのではないかなと1位にしました。

一度読んでみて気になるようであればどんどん手を伸ばしていくのがいいでしょう。

作品一覧リスト

ダブ(エ)ストン街道(1998年8月)

あの、すみません。道をお尋ねしたいんですがダブ(エ)ストンって、どっちですか?実は恋人が迷い込んじゃって……。世界中の図書館で調べても、よく分からないんです。どうも謎の土地らしくて。彼女、ひどい夢遊病だから、早くなんとかしないと。え?この本に書いてある?!あ、申し遅れました、私、ケンといいます。後の詳しい事情は本を読んどいてください。それじゃ、サンキュ、グラッチェ、謝々。「今、行くよ、タニヤ!」

カニスの血を嗣ぐ 追跡のブルース(1999年8月)

夜聖の少年(2000年12月)

発光する体。それは人が〈大人〉になる儀式のためのシグナルだった。
抑制遺伝子を移植され、清廉な社会の一員となるという義務―
それを拒んだ少年たちは、土竜と呼ばれていた。
日の当たらぬ地下に住み、いつも腹を空かせ、秩序をまもる炎人から逃げまわる日々。
しかし、そんな土竜の一人だったカオルが、閉鎖された研究室で、謎の巨人を見つけた時、
封印されていた真実が解き明かされはじめる。
僕は誰なのか?
この世界は正しいのか?
少女マリアと二人で探索の旅に出たカオルが知ったこととは…。

左眼を忘れた男 I wanna see you(2002年3月)

臨死体験より過酷な運命とは!
病床から探る殴打事件の衝撃の真相。

気が付けば病院のベッドの上。指ひとつ動かせない身だが、なぜか外の風景が見える。どうやら後頭部を強打され、左眼が眼窩(がんか)から飛び出し彷徨っているらしい。平凡なサラリーマンに何が起こったのか。犯人は誰?左目はどこ?視覚だけを頼りに行き着いた摩訶不思議な真相。前代未聞のエンターテインメント!

これミステリーか?
たぶん。
じゃ、ファンタジー?
近いね。
コミックノベル?
一部は。
結局、なに?
プルーストとゴーゴリーを足してカフカで割ったって感じかな。
要するにカクテルか。
そう、かなり悪酔いするよ。

石の中の蜘蛛(2002年6月)

音を頼りに謎を追う。ファンタジック・ミステリー。
ギターの修理を職業にする立花は、突然「そこに残された音」が聴こえるようになる。彼は音を頼りにある女の消息を追い始める。日本推理作家協会賞受賞の新感覚ミステリー。

殺しも鯖もMで始まる 地底の密室!(2002年12月)

地中の密室!奇術師連続殺人!!奇想天外な血文字!!!

講談社ノベルス創刊20周年記念 特別書き下ろし作品

「6万4000ドルの問題」「犬が間違った木に吠える」……謎の警句を撒き散らす全く新しい名探偵が誕生した!!――(週刊ことわざ通信DX)

タイトルで購入を迷うなら、だまされてみるのも一興。――(日本密室新聞書評欄)

掘られた形跡のまったくない地中の空洞で奇術師は餓死していた。人をくったダイイング・メッセージ「サバ」は何を意味する?容疑者が雪の山荘に閉じ込められた夜、第2の密室殺人が発生。室内にはさらに不可解な血文字「ミソ」が。ヒトクセある探偵が解き明かす真相は、どこまでも “本格ミステリ”だった!!

似非エルサレム記(2003年7月)

「聖地エルサレムが動き出した!」一匹の犬とともに移動を開始したエルサレム。「彼」の移動の目的は? 「彼」の目指すものは? 人間世界はてんやわんや。アイロニーに満ちた大人のための寓話。

10センチの空(2003年12月)

03年度日本推理作家協会賞受賞作家が贈る青春ファンタジー。ほんの少しだけ、空を飛べる能力――あなたにも、さしあげます。

針(2004年1月)

ラストホープ(2004年6月)

東堂と刈部が経営する小さな釣具店《ラストホープ》に送られてきた一枚のファクス、それがすべての始まりだった。病床の父のために多摩川の山女魚を入手したいという依頼を受け、東堂は山女魚を釣り上げるが、その途端何者かに襲撃される。ふたりは依頼人の正体を調べ始めるが、《ラストホープ》にはまたしても同様の依頼を書いたファクスが届いた。困惑するふたりは、いつしか一億円争奪ゲームの真只中に――。〈最後の希望(ラストホープ)〉を売る店の、愉快な悪漢コンビが奮闘する長編クライム・コメディ。『石の中の蜘蛛』で日本推理作家協会賞を受賞した鬼才が放つ快作。

嘘猫(2004年9月)

住み慣れた大阪を離れ、東京の広告代理店で働き始めたアサグレ青年。六畳一間の安下宿にある晩、転がり込んできた一匹の肥(ふと)った猫は、翌日、5匹の子猫を産んで――。慣れない東京での生活に、生まれたての子猫まで抱え、アサグレ青年のてんやわんやの毎日が始まった……。懐かしくも愛(いと)おしい猫たちとの不思議な日々をリリカルに綴(つづ)る、著者初の自伝的青春小説!

黄昏ホテル(2004年11月)「インヴィテイション」

ホテルを舞台に20人の作家が描く物語
ホテル・サンシャイン…人はそれを「黄昏ホテル」と呼ぶ。人気を誇ったホテルも今は見る影もない。そのホテルのある時代、あるひと時の人間ドラマを、ホテルの風景とともに描く。アンソロジー巨編。

悪夢はダブルでやってくる(2005年1月)

缶詰を開けると魔法使いが現れ…。
長期休暇を家でゆっくり過ごそうと、主人公はマーケットで食料を購入した。家に帰り、早速カンヅメを開けると、「ポン」という音とともに、魔法使いが出現した。魔法使いは、ひとつだけ望みを叶えてやるというお決まりの言葉をはくが、カンヅメの中身で部屋を汚された主人公は怒り心頭。意地でも魔法使いの言うことを聞こうとしない。そして、しつこい魔法使いから逃げ出した。追う魔法使い。実は、魔法使いにも望みを叶えてやらねばならない深刻な理由があった。逃走は世界を駆け巡り、意外な人物が登場し、そして、もっと意外な結末を迎える。

実験小説ぬ 傑作短編集(2005年7月)

錆びたブルー(2006年4月)

本格ミステリ06 2006年本格短編ベスト・セレクション(2006年5月)「J・サーバーを読んでいた男」

時代も国籍も超えて、縦横無尽に展開される本格ミステリの名作たち。
「本格」初心者にも、生粋のファンにも愉悦をもたらす極上のアンソロジー。
〈収録作家〉東川篤哉、黒田研二、霞流一、柄刀一、佳多山大地、道尾秀介、森福都、浅暮三文、田中啓文、石持浅海、岩井三四二、蒼井上鷹、米澤穂信、小森健太朗 解説・杉江松恋

ペートリ・ハイル!あるいは妻を騙して釣りに行く方法(2006年6月)

ポケットは犯罪のために 武蔵野クライムストーリー(2006年10月)

午前零時(2007年6月)「悪魔の背中」

夜のバーで恋人を待ちながら、子どものころ近所の空き地で、インドの人混みをかき分けながら、あいつらから逃げ隠れた小さな部屋で、占い師が予言した運命の人を探しながら――それぞれが迎える、午前零時。13人の豪華競演による、夜の底から始まった、誰も知らない物語たち。P.S.昨日の私へ 今夜、人生は一瞬で変わってしまうと知りました。でも運命の夜は、まだ始まったばかり。

異人類白書(2007年8月)

夜を買いましょう(2007年10月)

睡眠をコントロールするキノコで世界経済が変わる!?
人の夢を蓄積し、睡眠をコントロールするキノコを使って、世界を相手に莫大な儲けを企む男と女。コミカルで、やがて哀しき騒動の顛末は…!? 新境地エコノミカル・ファンタジー。オリジナル文庫。

クリスマスにさようなら(2007年11月)

聞こえたかい? 僕が君と出会ったのは、こんな事件があったからなんだ。クリスマスの・イブの夜に、ぬいぐるみたちのささやきが、ひっそりと聞こえてくる。舞台はヨーロッパの小国。ごみ置き場に打ち捨てられた4体のテディ・ベアをめぐる、4つのハート・ウォーミングな物語。ミステリー、ラヴ・ロマンス、青春小説、ファンタジー。さまざまなジャンルを内包して、涙のラストシーンを彩る。クリスマス・プレゼントに最適な、瀟洒な造本。

ハナシをノベル!!花見の巻(2007年11月 講談社)「動物記」

落語家と小説家のコラボレーション!   小説家の書いた新作落語を月亭八天が高座にかけるイベント「ハナシをノベル!!」がCDブックになりました。八天の解説つき落語9話+CD。

広告放浪記(2008年3月)

ぽんこつ喜劇(2008年12月)

ポルトガルの四月(2009年2月)

気がかりな夢から、頭痛とともに目覚めると、男は記憶を失っていた。そばには炎上するバスと見慣れない少年。さらにそこは言葉の通じない外国だった。俺はここでなにをしようとしていたのだろう? 少年とともにヨーロッパをさまよいながら、男は徐々に自分の過去と犯罪を思い出してゆく。どういうわけか、くさい食べ物を食うと記憶が蘇るのだ。味覚と記憶の深淵に切りこむ、奇妙な味のクライムノヴェル。

逆想コンチェルト 奏の1 イラスト先行・競作アンソロジー Inspired by Yoshimi Moriyama’s Illustrations(2010年6月 徳間書店)「新宝島」

「イラスト先行小説」第1弾。  イラストレーター森山由海氏(藤原ヨウコウというペンネームでも活躍)によるオリジナルイラスト2点をもとに、作家それぞれが40枚の短篇小説を執筆。完成した短編小説それぞれに森山氏があらためて3点目のイラストを描くという、イラストレーターと作家のコラボレーション企画。第2弾も刊行予定。

再びラストホープ パリと悪党たち(2010年8月)

東堂のフライがコンテストに入賞したことを機に、フランスはパリへと海外出張を決め込んだ国分寺の釣具店《ラストホープ》の面々。東堂と刈部、そして李の三人は、海外の釣り師や釣具店に、入賞したフライを卸して“世界進出”を、ともくろんだものの……。同時期、フランスの片田舎で役場の出納係が不慮の死を遂げる。村の裏金の行方を知る人物の死に、浮き足立つ村の中心人物たち。そこで、蛇の道は蛇と、パリでスカウトした《ラストホープ》の面々に、裏金の奪還を依頼することになるが――。裏金の行方を追う三人組のフランスでの活躍を描く、長編クライム・コメディ、第2弾!

五感集(2010年8月)

日本推理作家協会賞受賞作家による渾身作!戦時中の神戸。幽閉されていた娼婦が消えた。直前に情事を営んだ男が感じたのは幽体離脱!? あらゆる感覚を刺激する、日本推理作家協会賞受賞作家の新境地!

NOVA 3 書き下ろし日本SFコレクション(2010年12月)「ギリシア小文字の誕生」

話題の完全新作アンソロジー、待望の第3弾! 未来、宇宙、機械……今回は直球の本格SFで勝負。執筆陣:浅暮三文、東浩紀、円城塔、小川一水、瀬名秀明、谷甲州、とり・みき、長谷敏司、森岡浩之。

やや野球ども(2011年12月)

立川駅前のさえないバーに集うぼんくらたちが草野球チーム「リリーズ」を結成した。目指すはトーナメント優勝、優勝すればプロ野球チームと対戦ができるのだが……。恋も仕事もぱっとしない奴らの涙と笑いの成長物語

百匹の踊る猫 刑事課・亜坂誠 事件ファイル001(2015年12月)

5歳の少女が誘拐された。目的は、少女の家族が経営する化学企業が引き起こした水質汚染の告発。新聞社に届いた声明文には汚染事実を報道せよという要求と、符牒として「百匹の踊る猫は告げていた」という一文が記されていた。幼い娘と二人で暮らすK署の若手刑事亜坂は、本庁のベテラン刑事土橋と組み、不可解な事件の真相を追う――日本推理作家協会賞受賞作家が新境地を拓く、初の警察小説。

セブン 秋葉原から消えた少女(2016年12月)

如月七、通称セブン。都内M署の女性刑事だ。管轄の湯島にあるラブホテルで女子高生が殺された。絞殺され、非常階段の踊り場に吊されていたのだ。防犯カメラの映像には、彼女とホテルに入った後、独りで去る男の姿が。被害者は、秋葉原の街で特殊なアルバイトをしていたらしいのだが……。美貌の女性警官が悪魔のように狡猾な犯人を追う、衝撃のシリーズ第一弾!

無敵犯 刑事課・亜坂誠 事件ファイル101(2016年12月)

動物虐待、ゴミ屋敷放火、下水道内でのガソリン爆発――K署勤務の刑事・亜坂の身辺で奇妙な事件が続発する。それぞれの現場には意味不明な言葉が残されていた。亜坂は本庁の土橋刑事の協力を得て捜査に乗り出すが、犯行は凶悪化の一途をたどり、ついには身許不明の女性が撲殺体となって発見される。その遺体にも、謎の言葉が刃物によって刻まれていた! 社会の闇を抉る警察捜査小説、第2弾。

セブン opus2 古い街の密かな死(2017年1月)

上野公園の不忍池から、子供の手首が発見された。唯一の手がかりは人差し指付け根に残る骨折の痕。M署の刑事・如月七と相棒の土橋は、被害者がシングルマザーに育てられていた少年であることを突きとめる。さらに消息不明の母親が偽名を使っていたことが判明して……。母子に何があったのか? 謎が謎を呼ぶ展開と息づまるサスペンス。人気シリーズ第2弾!

ロック、そして銃弾 私立警官・音場良(2017年6月)

神戸で警官が撃たれて銃が奪われた。指紋から、学生運動の後、海外へ逃亡していた男が浮かび上がる。浅草でバーを営むロックこと、元刑事の音場良(おとばりょう)は、この事件の犯人探索の依頼を引き受けることになった。同じ頃、知り合いの芸能プロの社長から、突然行方不明になった歌手を探して欲しいと、ロックの元妻で警官の亜子に相談が持ちかけられる。東京と神戸で起きた事件は、やがて……。書下し個性派警察捜査小説。

誘拐犯はカラスが知っている 天才動物行動学者 白井旗男(2018年2月)

誘拐された人質を発見するにはカラスの後を追え? バラバラ殺人事件を解く鍵はリスの生態? 密室殺人犯を教えてくれるのは馬? 警察犬ハンドラー原友美が頼りにするのは、大学の先輩である白井旗男。東京郊外の「動物屋敷」に隠棲する天才動物行動学者が、知られざる動物の習性に関する知識を武器に、次々と難事件を解決する新感覚ミステリ! 二人の決め台詞は「動物は嘘をつかない!」。

困った死体(2018年12月)

捜査が行き詰まると暴走する刑事、ダジャレ連発で現場を混乱させる鑑識課員、優秀で圧倒的な美貌を誇る女王様気質の監察医――3人は〈サーカス〉と呼ばれる、変死事件ばかりを扱う特殊班に所属している。持ち込まれるのは断食中の食中毒死や、停電中の感電死、熱帯夜に見つかった凍死体に、砂漠のど真ん中の溺死体!? ありえない死を遂げた「困った死体」の究明に、個性豊かな面々が奔走する!

おつまミステリー(2019年6月)

「ジャイアントコーンの産地は世界でただ一カ所」「ザーサイ誕生と諸葛孔明の関係」「海苔の佃煮の東西境界線問題」などなど……誰もがみんな知ってるが、どこの誰かはよく知らない、身近な「おつまみ」たちの意外な素顔に、メフィスト賞・日本推理作家協会賞受賞ミステリー作家が迫る、異〝食〟エッセイ。読めば必ず食べたくなる、お酒のアテにも会話のツマにも最適、ビジュアル満載オールカラーで贈る一冊!

困った死体は瞑らない(2020年3月)

陥没した頭蓋骨には豆腐がぎっしり。他に凶器は見当たらない。ということはつまり!?(「豆腐の死角」)。捜査一課の大黒福助率いる変死体専門の捜査班“サーカス”。鑑識課員の数之十一、監察医の栗栖アメリとともに挑むのは、水中で黒こげになった死体や、屋上で発見された墜落死体など、厄介なものばかり。さらに捜査中に、とある事実に気づいた彼らは予想外の展開に巻き込まれ――シリーズ第2弾。

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