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ショートソング(枡野浩一)の作品情報
- タイトル
- ショートソング
- 著者
- 枡野浩一
- 形式
- 小説
- ジャンル
- 恋愛
短歌 - 執筆国
- 日本
- 版元
- 集英社
- 初出
- ケータイ livedoor 小説、2005年12月26日~2006年2月8日
ケータイ雑誌 the 読書、2006年5月1日~2006年8月24日 - 刊行情報
- 集英社文庫
ショートソング(枡野浩一)のあらすじ・概要
作者
枡野 浩一(1968年9月23日 – )
歌人。東京都杉並区西荻窪生まれ。コピーライター、フリーライターを経て1997年、短歌集『てのりくじら』『ドレミふぁんくしょんドロップ』で歌人デビュー。短歌小説『ショートソング』はベストセラーとなり、小手川ゆあによって漫画化される。短歌以外にも現代詩、作詞、漫画評、演劇評、エッセイ、小説など活躍するジャンルは多岐にわたる。
ショートソング(枡野浩一)の刊行情報
- 『ショートソング』集英社文庫、2006年11月17日
マンガ版
- 小手川ゆあ『ショートソング』集英社:ジャンプ・コミックス デラックス、全2巻
- 小手川ゆあ『ショートソング』ビーグリー:Kindle、全2巻
ショートソング(枡野浩一)の登場人物
国友 克夫
「短歌なチェリーボーイ」。19歳の内気な美男子。
伊賀 寛介
「短歌なプレイボーイ」。25歳。長身で眼鏡をかけている。20歳の時、「石川啄木短歌大賞」を受賞。女性にモテる。
須之内 舞子
国友が所属する大学の研究室の先輩。国友のタイプで憧れの人だが、伊賀と付き合っている。
ショートソング(枡野浩一)の感想・解説・評価
恋愛と短歌を題材にした青春小説
本作の題材は、その「ショートソング」というタイトルの通り「短歌」だ。
この物語は、容姿はいいけれどダサイ男がひょんなことから短歌の会に参加することから始まる。
先輩に憧れながら短歌を作り始め、彼は非凡な才能をいかんなく発揮していく…という筋書きだ。
先輩に連れていかれた短歌の会では、伊賀寛介というプレイボーイが登場。短歌だけではなく、恋愛小説としても読むことができる。
かといって○○要素のある恋愛小説かというとそんなことはない。著者の枡野浩一が歌人ということもあり、作中には実際につくられた歌が挿入されている。
そのため小説には不思議とリアリティーがあるのだ。大学生、恋愛、挫折、ライバル、成長なんてベタベタな要素が並んでいても、「どこかで読んだことあるような小説だな」と思って読み終わることもないだろう。
合わせて読みたい本
淋しいのはお前だけじゃな
短歌とショートストーリーをまとめた一冊です。
短歌に加えて、それにまつわるエピソードを読むことができるんですが、せつないですね。きっと共感できる短歌やエピソードが見つかると思います。
ショートソング(枡野浩一)の評判・口コミ・レビュー
枡野さんのショートソング読了一歩手前。意外や意外、後ひくタイプの小説。先知りたくてむずむずする。国友くんの短歌が本当に素晴らしいのでこの気持ち分かち合いたい。『水たまり踏めない猫の子のようにまわる日傘を遠く見ている』という歌が好き。
— しちみ (@sichimi) 2010年8月14日
枡野浩一「ショートソング」読了。 いやぁ短歌って本当にいいもんですね。とあっさり影響される僕。 だいじょうぶ 急ぐ旅ではないのだし 急いでないし 旅でもないし #Nowreading
— アーヴェーセウ (@sho_elephant) 2010年7月14日
枡野浩一 ショートソング読了!
— あゆ@低音一家 (@ayudr__TF) 2016年2月23日
短歌も面白いな!っておもった!笑 pic.twitter.com/Fhv28gruAZ
①枡野浩一先生の『ショートソング』を読了。最近になって短歌に興味がでたことを呟いたところ、Twitterでオススメしてもらった小説なのですが、これが端的に言って素晴らしかった。二人の男を語り手に据え、ショートソング=短歌を交えながら進んでいく作品で、非常におもしろかった。(続)
— チャンプ (@HgSESJZDSs7DUQf) 2016年5月25日
枡野浩一『ショートソング』読了。短歌を通じて、美男子で内気な童貞男と遊び人の先輩の視点が交互に入れ替わる形で恋愛模様が描かれるが、昔見た映画「神田川」の暗さはない。作中に用いられている短歌は実在の作者があり巻末に一覧がある。歌壇や短歌に関する幾ばくかの知識を得られたのもよかった。
— akio (@akio_st) 2012年12月23日