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エルフリーデ・イェリネク(1946年10月20日 – )
小説家、劇作家。オーストリア、シュタイアーマルク州ミュルツツーシュラーク郡生まれ。ギムナジウム時代にはウィーン市立音楽院に通い、ウィーン大学で美術史と演劇学を専攻した。大学在学中の1967年に詩集を出版し作家活動を開始。その後は、小説、劇作、エッセイ、翻訳、ラジオドラマや映画脚本など旺盛な執筆活動を展開。1998年、ゲオルク・ビュヒナー賞受賞、2004年、ノーベル文学賞受賞。
おすすめ作品ランキング
長い記事なので、先におすすめランキングを紹介します!
- 1位:ピアニスト
- 2位:光のない。
- 3位:死者の子供たち
作品一覧リスト
※小説作品及び邦訳作品のみ紹介しています。
『牧歌詩人』bukolit. hörroman(1979年)
『私たちは囮だ』wir sind lockvögel baby!(1970年)
『ミヒャエル』Michael. Ein Jugendbuch für die Infantilgesellschaft(1972年)
『愛人』Die Liebhaberinnen(1975年)
『締め出された者』Die Ausgesperrten(1980年)
『ピアニスト』Die Klavierspielerin(1983年)
エリカは、国立音楽院の厳格なピアノ教授。学生ワルターは彼女に恋して授業を受けるが……。
『荒野よ、彼女を守るものよ』Oh Wildnis, oh Schutz vor ihr(1985年)
『したい気分』Lust(1989年)
『トーテンアウベルク』Totenauberg(1991年)戯曲
『レストハウス』Raststätte(1994年)戯曲
『死者の子供たち』Die Kinder der Toten(1995年)
『情欲』(2000年)
『死と乙女 プリンセスたちのドラマ』Prinzessinnendramen: Der Tod und das Mädchen(2002年)戯曲
『汝、気にすることなかれ―シューベルトの歌曲にちなむ死の小三部作』(2006年)
『嫉妬』Neid (Privatroman)(2007年)
『光のない。』(2012年9月)
トマス・ピンチョン『重力の虹』の翻訳に若くして挑戦し、パウル・ツェランやハイデガーやアーレントを『トーテンアウベルク』という哲学的対話劇によみがえらせるなど、ペーター・ハントケよりもポスト・モダンな作風で、哲学、歴史、社会批判を音楽的実験言語で表現したことが評価され、フランツ・カフカ賞とノーベル文学賞とをダブル受賞!! 劇作家としても多くの受賞歴を誇りサミュエル・ベケットやハイナー・ミュラーの後継とも目される、現代演劇の最重要作家=イェリネクが、ポスト3・11の世界に捧げる過激なレクイエム! 東日本大震災とそれにつづく原発事故をうけて書き下ろされた表題作のほか、「雲。家。」「レヒニッツ(皆殺しの天使)」等を収録した、日本語版オリジナルのワールドプレミア・エディション。