[PR]、記事内リンクはAmazonで商品検索を行います。
半藤 一利 はんどう・かずとし(1930年5月21日 – 2021年1月12日)
戦史研究家、作家。東京府東京市向島区(墨田区)生まれ。東京大学文学部国文科卒業。文藝春秋新社に入社、社内で「太平洋戦争を勉強する会」を主宰し、『日本のいちばん長い日–運命の八月十五日』を執筆した。1993年、『漱石先生ぞな、もし』で新田次郎文学賞、1998年、『ノモンハンの夏』で山本七平賞、2006年、『昭和史』で毎日出版文化賞特別賞をそれぞれ受賞した。近現代史、特に昭和史に関し人物論・史論を、対談・座談も含め多く刊行している。
半藤一利のおすすめ作品ランキング
第5位:幕末史
嘉永六年(一八五三)六月、ペリー率いる米艦隊が浦賀沖に出現。
役人たちは周章狼狽する。やがて京の都はテロに震えだし、坂本龍馬も非業の死を遂げる。
将軍慶喜は朝敵となり、江戸城は開城、戊辰戦争が起こる。
新政府が樹立され、下野した西郷隆盛は西南戦争で城山の地に没す──。
波乱に満ち溢れた二十五年間と歴史を動かした様々な男たちを、著者独自の切り口で、語り尽くす。
詳細な注釈付き。
半藤一利「幕末史」読了。幕末〜大久保が暗殺されるまでを史実に沿って書かれている。坂本龍馬はほとんど出てこない。教科書に書かれているような革命=正義ではなく、歴史の多面性が書いてあり面白い。しかし、幕末の志士達より自分が年上になっている事に驚く。
— Këïïčhï@EL制覇祈願 (@keixinhu) January 16, 2011
「幕末史」半藤一利/新潮文庫
— あんのん (@unknownnekonya) March 6, 2018
明治新政府を官軍、旧幕軍とする薩長史観に物申す、25年を約500頁で著す幕末史。
著者が言う程いわゆる賊軍贔屓ではないように思うし、幕末もの小説の副読本としても有用でした。
民衆がデマツイに惑うみたいな事象も散見せられ、今と変わらないなあという所感も。#読了 pic.twitter.com/gzMhbl2LUa
半藤一利『幕末史』読了。
— ねぎあじ (@josephk9876) November 9, 2020
著者の語り下ろし本は『昭和史』も良かったが、本書もまた読みやすく滅法面白い。
黒船来航から大久保暗殺までの25年を要領良く纏めた格好の入門書というだけでなく、薩長史観に批判的な視点も非常に刺激的な好著。 pic.twitter.com/fHWWZszpiV
第4位:昭和史裁判
「軍部が悪い」だけでは済まされない。松岡洋右、広田弘毅、近衛文麿ら70年前のリーダーたちは、なにをどう判断し、どこで間違ったのか――昭和史研究のツートップ、半藤一利さんと加藤陽子(東大教授)さんが、あの戦争を呼び込んだリーダー達(番外として昭和天皇)を俎上に載せて、とことん語ります。あえて軍人を避けての徹底検証は本邦初の試み! 開戦責任を改めて問う、白熱の歴史討論。
半藤一利・加藤陽子共著「昭和史裁判」読了。お二人の脳内の史的資料倉庫の巨大さにまず驚かされる。流石。読んでいくうちにあの時代を生きた政治家たちがリアリティを持って歩き出していく。歴史的読み物であるけれど、人間が今も昔も何も変わらないという哲学書でもあるような。良書です。
— niko (@tom93257) November 5, 2014
半藤一利・加藤陽子『昭和史裁判』読了。
— こばやしあきひと (@akht__kobayashi) February 2, 2015
戦争がおっぱじまったり止められなくなった原因が、為政者の主導権争いやら予算獲得目的やら失策の糊塗やら今もある卑近な事態だとしたら随分とおっかない話だけれども、またその卑近さゆえに回避する手立てはあったのかも、などと考えさせて頂けました。
半藤・加藤『昭和史裁判』読了。広田、近衛、松岡、木戸、昭和天皇を半藤が検察、加藤が弁護人となり(昭和天皇だけ逆)先の戦争の責任を振り返る対談。石堂清倫の逸話、松岡の実像、大元帥を従える大天皇陛下という視点など面白い。落ち着いた対談でよかった。判決は歴史が下すということなのだろう。
— まだちぃ。 (@madarasensei) April 24, 2020
第3位:ノモンハンの夏
「絶対悪」が、背広をきてソファに座っている……著者が辻政信に初めて会った感慨である。師団によっては76%という絶望的な損耗率のノモンハン事件を扇動しながら、狂いもせず、戦後は国会議員となった男。この戦いを可能にしてしまったのは、いったい何だったのか?参謀本部作戦課と関東軍作戦課、二つのエリート集団が齟齬をきたし、満蒙国境の悲劇がはじまった。モスクワのスターリン、ベルリンのヒトラーの野望、中国の動静を交えて雄壮に描く、ノモンハン事件の決定版。
「ノモンハンの夏」(半藤一利)読了。ノモンハン事件をめぐるドキュメント。太平洋戦争の直前、満蒙国境での悲劇の歴史。参謀本部はどう動いたのか、関東軍はなぜ攻撃したのか。モスクワのスターリン、ベルリンのヒトラーの動向を交えて描いている。★★★
— 朝長浩之(ともなが) (@57tomo) December 11, 2010
半藤一利著『ノモンハンの夏』読了。大戦前のソ連との国境紛争で参謀本部と関東軍の秀才官僚たちの無能と無責任がもたらした惨劇を告発している。司馬遼太郎に書きたくないと言わしめたほどの指導者たちの酷さで、このことは現代の官僚たちのやっていることに通じているようだ。#dokusyo
— kouhei1813 (@kouhei1813) March 14, 2010
半藤一利「ノモンハンの夏」読了。とても秀逸なノモンハン事件の決定版。三宅坂上と関東軍の高級将校達の戦犯行為と敗北とから全く学ばなかった軍隊の体すら成さざる軍隊の次なる末路は既にこの時点で決していた。第一線で勇敢に散って行った将兵達を思うと‥😢 #読了 #半藤一利 #ノモンハンの夏
— 63stratcaster (@63stratcaster) July 11, 2017
第2位:日本のいちばん長い日
近代日本の“運命の一日”を描いた不朽の名作。太平洋戦争を終結させるべく、天皇の「聖断」に従い和平への努力を続ける首相鈴木貫太郎をはじめとする人々と、徹底抗戦を主張して蹶起せんとした青年将校たち──。玉音放送を敢行しようとする政府関係者に対して、陸軍の一部軍人は近衛連隊を率いて皇居に乱入した。そのあまりにも対照的な動きこそ、この一日の長さを象徴するものであった。玉音放送が流れた昭和二十年八月十五日正午に至る一昼夜に繰り広げられた二十四幕の人間ドラマ。
太平洋戦争末期、戦争継続を訴える陸軍や青年将校たちと終戦への道を探る鈴木首相以下の和平派の動きを描いた作品です。
映画化されており、そちらをご覧になった方も多いのではないでしょうか。登場人物の多さに面食らいながらも登場人物たちの熱い思いが感じられる人間ドラマ、歴史の重大局面にあってその時にどんなことが起きていたのか。そういうことを知れる作品です。
「日本のいちばん長い日」(半藤一利)読了。1945年8月15日。終戦の日、一日の出来事のドキュメント。戦後生まれには名前のわからない関係者が多く、ページを行ったり来たり。しかし、この緊迫感と臨場感はすごい。歴史には、知っておきたいとこがある。★★★3
— 朝長浩之(ともなが) (@57tomo) August 23, 2010
日本のいちばん長い日/半藤一利 読了
— SharagU (@sha_ragu) August 30, 2010
玉音放送開始までの24時間を描いた作品。皇居籠城をし、徹底抗戦を訴える青年将校のクーデターが細かに。間一髪のとこで終戦までたどり着いたという事は教科書では学んでない。人間味あふれる歴史書は好きです。 #dokusyo
#読了
— 侑芽(ゆうが) (@YUUGA63) August 26, 2019
日本のいちばん長い日(半藤一利)
登場人物が非常に多く、一度読んだだけでは私は理解できていません。
その上で…戦争が終わる時、その決断に対して日本人同士で争うという業。国の価値観が根底から覆る瞬間に生きるという恐怖、戦争が破壊するのは物理的な物だけではないことを知った pic.twitter.com/WbnF7NhEeP
第1位:昭和史
授業形式の語り下ろしで「わかりやすい通史」として絶賛を博し、毎日出版文化賞特別賞を受賞したシリーズ、待望のライブラリー版。過ちを繰り返さない日本へ、今こそ読み直す一べき1冊。
- 昭和史 1926-1945
- 昭和史 戦後篇 1945-1989
- 世界史のなかの昭和史
半藤 一利
— 吾亦紅 Waremokou (@kunii318) September 13, 2020
昭和史 1926-1945 #読了
歴史が苦手な私でもページを繰る手が止まらなくなり今更歴史の面白さに開眼
強制されて戦意を煽る戦争報道をした新聞社と思っていたが、実は自主的に世論を煽り軍の尻を叩いたのが朝日と毎日だったとは
歴史と現代とを対比して考えるきっかけが満載されている pic.twitter.com/lKUQ0i3Yla
半藤 一利 昭和史 戦後篇
— 吾亦紅 Waremokou (@kunii318) September 18, 2020
1945−1989 #読了
半藤さんが生きた時代だからかと思うが戦前篇よりさらに面白い。人物が生き生きと描かれた歴史書だ。それぞれの時代の雰囲気が見事に伝わってくる
この辺の歴史を理解しておくと現在の出来事に対する判断も変わってくると思う。改憲の議論とか pic.twitter.com/wFBSLj9GSp
『世界史のなかの昭和史』 半藤一利 #読了
— furutama (@997_2C4) October 30, 2018
名著『昭和史』シリーズとして主に外交史実を探る。
国家のいや政治軍部首脳の愚かすぎる外交選択が見えてくるがそこには抗い難い歴史のうねりのようなもの、運命論的なものを排除できないと自称歴史探偵は締めくくる。
だとしてももう少し諜報しろよ😡💢 pic.twitter.com/FNumYJW6Lg