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韓国で発行部数130万部を突破、さらにチョン・ユミ、コン・ユ共演で映画化され話題となった『82年生まれ、キム・ジヨン』。
社会現象を巻き起こした大ベストセラー小説は翻訳版が発売されると、日本でも大きな話題を巻き起こしました。
今回の記事では『82年生まれ、キム・ジヨン』をきっかけに韓国文学に興味を持ったという方向けにおすすめの作品を紹介します。
女性の姿に共感できる韓国文学おすすめ6選
『彼女の名前は』チョ・ナムジュ
セクハラにあった女性が戦い続けるわけとは?地下2階の部屋に住む女子生徒の悩みとは? 60人余りの女性へのインタビューを元に書かれ、『82年生まれ、キム・ジヨン』に続いて2018年に発表した作品。
暮らしのなかで感じる不条理に声を上げ、自分だけでなく「次の人」のために立ち上がる女性たちの、胸を打つ28編の物語。
チョ・ナムジュ『彼女の名前は』…とてもよかったです。ボロボロに傷つきながらももう少し踏ん張ってみようとする女性たちの、ささやかで力強い声。読みながら、「共感」とは言葉の中にあるんじゃないと思った。言葉と言葉の間の、言葉にならないものの中にある。それをあざやかに切り取った一冊。 pic.twitter.com/2kHhDNsxCV
— 黒あんず (@blackanzoec) September 24, 2020
チョ・ナムジュ『彼女の名前は』(小山内園子・すんみ訳、筑摩書房)を読んでるんだけど、「空気を読まないでいられるのだって権力だよ」という台詞があまりにも真理でありがとう……という気持ち。
— eriko (@eriko571127) December 28, 2020
「彼女の名前は」読んだ。後輩に同じ思いをさせないと闘うエンパワメントな面もあり、美談では終わらない面もあり、深かった…韓国でもナプキン問題あるのね…おすすめは「十一歳の出馬宣言」#彼女の名前は #チョ・ナムジュ pic.twitter.com/WvxcX2Yc4P
— sieben🖤🤍💜 (@mmmoo95996822) November 9, 2020
『屋上で会いましょう』チョン・セラン
結婚・離婚・ハラスメント・突然死——
現代の女性たちが抱えるさまざまな問題や、社会に広がる不条理を、希望と連帯、やさしさとおかしさを織り交ぜて、色とりどりに描く9作品を収録。
上っっ手い…純文学とエンタメを自在につなぐチョン・セランにはいつも唸るけど、『屋上で会いましょう』はバラエティに富んだ大大大充実の一冊。だって9つの短編が全部面白い。ありえない。どれもふっと足を踏み外すようなリアルさとそれをサバイブする女性の力強さに笑顔になる。最高の週末にぜひ。 pic.twitter.com/JRz7Gevd7U
— 黒あんず (@blackanzoec) July 12, 2020
今日死ぬほど疲れて帰ったらチョン・セランの『屋上で会いましょう』が届いてて、それがもうゴリッゴリにフェミニズム全開で最高に笑った。
— 黒あんず (@blackanzoec) June 24, 2020
「自分の身体で一番好きなところなの。あんたよりも好き」
「他人の生殖と生殖器事情にまでどうして軽々しく口を挟めるんだろう」
キラーフレーズ満載!! pic.twitter.com/XUjqNEvHuZ
生き辛いながらも明るく折れない主人公達がたくさんの短編集。フィフティ・ピープルでの飛び石理論じゃないが女性故に苦労した経験から次の世代へバトンを渡していく、あの手を繋ぐ感覚を今作でも感じる。どれも素晴らしく皆に読んで欲しい。
— うた (@law_dgryamaneco) July 14, 2020
「屋上で会いましょう」チョン・セラン著すんみ訳 #読了 pic.twitter.com/Qoo7ZkuYEQ
『カステラ』パク・ミンギュ
現代韓国文学の人気作家・パク・ミンギュのロングセラー短編小説集。洒脱な筆致とユーモアあふれる文体で、主人公の若者たちを取り巻く「就職難」「格差社会」「貧困の様相」etcを描きながら、彼ら彼女たちに向ける眼差しを通して、人間存在への確かな信頼感に溢れるチャーミングな短編集。日本語版には「朝の門」(2010年、李箱文学賞〔日本の芥川賞と並び称される〕受賞作)を特別収録。
#カステラ #パク・ミンギュ #読了
— さや@本読み (@passepartouuuut) November 12, 2018
自分の苦しみをしっかりと抱きしめるのも大事だけど、ユーモアだったりブラックジョークだったり突拍子もない発想で、まるで幽体離脱をするように、人ごとのように突き放して外から眺められるような技術をつけるのも1つの方法だ。
パク・ミンギュ『カステラ』読了。ここに収められた短篇はそれぞれが断片的な想念や会話を繋いでいく形態で構成される。話法が無視されているので読み難いと言えばそうかも知れないが、現代海外作品をそれなりに読み慣れていればさほど突飛でもないだろう。こうした技法よりも内容の方が突飛でアイデア
— neveu (@NeveuTristan) April 11, 2020
パク・ミンギュ『カステラ』ヒョン・ジェフン/斎藤真理子 訳
— 回復するこう (@koh_reader) February 22, 2019
間違いない。パク・ミンギュは間違いない作家だー!!!!
日々必死で生きている自分。楽しみをそのまま受け入れてよいのかわからない自分。そんな現実を思いっきりドライブしてくれた作品集。読後、ふたつの世界が切れ目なくつながっていく。 pic.twitter.com/6ZVIlGLXpB
『すべての、白いものたちの』ハン・ガン
砕かれた残骸が白く輝く。現代韓国最大の女性作家による最高傑作が遂に邦訳。崩壊の世紀を進む私たちの、残酷で偉大ないのちの物語。
すべての、白いものたちの / ハン・ガン 読了
— Nyankov (@nyankovx) January 2, 2019
1年の始まりがこの本で良かった。
しお、ゆき、こめ、つき、はくもくれん…「白い」ものたちに寄せた掌篇たちは、どれも冷たくどこか哀しい。温もりの象徴と言えるようなおくるみ、産着でさえも、繋がる物語は哀しい。それでも最後まで読み進めると→ pic.twitter.com/n3fFe7cLuE
すべての、白いものたちの ハン ガン
— 文学堂美容室retri (@retri_bungakudo) July 14, 2020
静謐で、澱のように言葉が降り積もっていくような本…
立ち上がってくる情景と少しの緊張感に引き込まれてながら、周りの音が遠のいていくような感覚だった… pic.twitter.com/b4Q0VUEtJz
ハン・ガン『すべての、白いものたちの』読み終わった。すごくよかった。今年読んだ中でいちばん綺麗な本だったかもしれない。
— 義若ユウスケ (@yusuke0795) December 29, 2020
『誰でもない』ファン・ジョンウン
デビュー以来、作品を発表するごとに注目を集め、
「現在、最も期待される作家」として挙げられることが多い
ファン・ジョンウンが、2016年末に発表した最新の短編集。
恋人をなくした老婦人や
非正規労働で未来に希望を見出だせない若者など、
“今”をかろうじて生きる人々の切なく、
まがまがしいまでの日常を、
圧倒的な筆致で描いた8つの物語。
『誰でもない』(ファン・ジョンウン)
— 馬場秀和 (@babahidekazu) April 12, 2018
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彼女は、人々の物語が湯気をたて、血をしたたらせている瞬間をねらい、暴力ののっぴきならなさと喪失の大きさを、一撃でしとめる。
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苛烈な格差社会、他人を踏みつけてかろうじて生きる私たちの姿を、切り裂くようなリアリティと激しい詩情を込めて描く傑作。
『誰でもない』ファン・ジョンウン
— h (@hokunosab) February 19, 2019
誰でもないかのように人間を扱う社会を痛切にグロテスクなほどに描写する著者が巻末で話していた、タイトルをことごとく間違えて覚えられてしまった話があまりにも皮肉的でその話そのものがまさしく『誰でもない』を如実に表しているなと思った。 pic.twitter.com/XackujBr0a
『誰でもない』ファン・ジョンウン、 #読んだ 。都会田舎問わずとても乾いた空気と焦燥、繰り返しの日常が舞台。そこに突然、モノトーンを破るような色彩の異物/イベントが挿入されるスリルと結末。各編透明になるかのような読後感。翻訳物にありがちな説明口調がなくて自然。これはユニークな読書体験
— nyannyaway (@nyannyaway) February 13, 2018
『ショウコの微笑』チェ・ウニョン
高校の文化交流で日本から韓国へやってきたショウコは、私の家に1週間滞在した。帰国後に送り続けられた彼女の手紙は、高校卒業間近にぷっつり途絶えてしまう。
約十年を経てショウコと再会した私は、彼女がつらい日々を過ごしていたと知る。
表題作のほか時代背景も舞台も異なる多彩な作品を収録。
いずれの作品の登場人物も哀しみ、苦しみを抱えながら他者と対話し、かかわることで、自らの人生に向き合おうとする。
時と場を越えて寄り添う7つの物語。
チェ・ウニョン『ショウコの微笑』クオン。漠然とイメージしていた何かしらを遥かに超えてよかった…。表紙の黄色とグレーの取り合わせが綺麗。『フィフティ・ピープル』もそうだった、同じではないけれど近い、近いけれど同じではない、違うとか遠いとは異なるという感触。これまで読んできた→ pic.twitter.com/p8V0eQKMQ9
— ringotohon (@ringotohon) February 21, 2019
「ショウコの微笑」読み終えました。チェ・ウニョンさんすごい。この作家さん好きかも。各話に歴史的背景や、社会問題などが盛り込まれつつ、自分にも置き換えられる感情がさりげなく含まれ共感する部分もあって、そこを様々な角度から刺激された感じでした‼️面白かった‼ pic.twitter.com/OqFZ7rGlaE
— NoYunhoNoLife (@kingyunhotvxq) April 21, 2019
チェ・ウニョン『ショウコの微笑』牧野美加・横本麻矢・小林由紀 訳、吉川凪 監修
— 回復するこう (@koh_reader) April 11, 2019
韓国文学に外れがないのか、訳が凄まじいのか、クオンのチョイスが素晴らしいのか。きっと全部なんでしょう。そして原作がいいからこそ、後者に気合が入るんだろうなあ。さらりと読めるのに、余韻が恐ろしく深い。 pic.twitter.com/tkvKEDIEFe