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小説を読む醍醐味の一つに「登場人物のカッコよさ」がありますよね!
それはヒーローだけではなく、悪役も一緒。悪の世界で生きるキャラクターの魅力に惹かれたりもします。
今回の記事ではそんなダークな魅力を味わえるピカレスク小説のおすすめを紹介します!
ダークなキャラが魅力!おすすめピカレスク小説6選
『錨を上げよ』百田尚樹
戦争が終わってちょうど十年目、空襲の跡が残る大阪の下町に生まれた作田又三。
不良仲間と喧嘩ばかりしていたある日、単車に乗って当てのない旅に出る。
しかし信州の山奥の村で暴漢に襲われて遭難、拾われたトラックで東京へ。
チンピラに誘われて組事務所を手伝うことになるのだが――。
激動の昭和を駆け抜ける、著者初の自伝的ピカレスクロマン。
読書呟き(200)「錨を上げよ(上)」百田尚樹。高度経済成長期の大阪下町を舞台に、ある男の愛と闘いを描いたピカレスク小説。少年期から大学中退までを描く。十代で自らの信ずるままに波乱万丈な人生を送り、ただ破滅的でありながら、生きる力を感じさせる。しかもまだ上巻であり序章に過ぎない。
— 覆面戦士 (@atsfkhr) June 30, 2012
『錨を上げよ』百田尚樹著、講談社刊行予定 読了。これは”求道小説”だ。青春時代特有の激しい苛立ちや性急さ、後先を考えない無鉄砲さを衣装のように纏い、転調を繰り返すストーリー展開だが。愛を求め性に溺れても”生きるとはなんぞや?”が常に心にある。百田版「ジャン・クリストフ」と読んだ。
— 伊藤清彦 (@1965_herriot) November 21, 2010
#錨を上げよ〈1〉/百田尚樹
— 読書好きの本だ (@kappa_hana_mon) November 11, 2019
波瀾万丈な物語は刺激的かつ魅力的でもうページがめくれまくり🐈
さらにユニークな比喩が多く、それをイメージする度にしっくりくるのが楽しくて🐕
読み終わると同時に〈二,三,四〉も購入。あと三冊分も幸福な読書が出来ることに感謝📚
俺もそろそろ錨を上げよ⚓#読了 pic.twitter.com/e2Bj8cdAXy
『ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯』作者不明
本書は16世紀半ばにスペインで書かれ、当時大人気を博すとともに、その後のピカレスク小説の模範とされた。貧しい主人公ラーサロ少年は7人の俗人・聖人につぎつぎに仕えるが、だれひとり偽善の仮面の下に疑わしい品性を隠していない者はなかった。ピカレスク小説の主人公は、社会の下層にうごめき、あちこちと放浪に近い暮らしを送りながら自らの知恵と才覚で(ときに大いに反社会的な手まで使って)生きのびようと努力する人物である。
ピカレスクの語源はマテオ・アレマンの『ピカロ:グスマン・デ・アルファラーチェの生涯 』からだと言われているけど、ピカレスクの源流は作者不明の『ラサリーリョ・デ・トルメスとその幸運と逆境の生涯』とされているよ! ラサリーリョ・デ・トルメスの方は岩波文庫から日本語訳本が出ているよ!
— 三吉 (@sankichigosui) January 15, 2018
ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯読了。なかなか面白かった。400年以上昔の小説だが、気位の高い従士の話など、耳の痛い人もいるだろう。
— あら丼 (@aradon_3) November 9, 2010
「ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯」読了なう。文庫で150ページしかなくてすぐ読めた。人間衣食住があって暴力がなければ幸せに生きられるんだってことだね。蛇足だが3話の主人の従士が脳内で何故かイーノックに変換されたのと、免罪符売りの教授の解釈が間違ってることが判明したのに吹いたw
— 艾河@ROM専 (@awakia_) June 1, 2011
『きんぴか』浅田次郎
阪口健太、通称ピスケン。敵対する組の親分を殺(と)り13年刑務所で過ごす。大河原勲、通称軍曹。湾岸派兵に断固反対し、単身クーデターを起こした挙句、自殺未遂。広橋秀彦、通称ヒデさん。収賄事件の罪を被り、大物議員に捨てられた元政治家秘書。あまりに個性的で価値観もバラバラな3人が、何の因果か徒党を組んで彼らを欺いた巨悪に挑む! 悪漢小説(ピカレスク)の金字塔!
三人の悪党 きんぴか①/浅田次郎/光文社文庫
— ケイ (@kei_02_26) October 29, 2019
社会から疎外された三人の男たちのお話。
現代の枠組みの中でピカレスクとリアリティを両立させようとうすると、ある程度コメディーに走るしか方法はないのかもしれませんが、本作はその好例の様に思います。
おもしろかった。#読書 #読書感想 #読了 pic.twitter.com/sAZywvk1T0
きんぴか 三人の悪党
— みねこ (@book_susu) November 18, 2019
浅田次郎
読んだ読んだ〜!面白かった〜!!
価値観の全然違う三人が徒党を組んで色々してく感じ、すごく良かった〜!
どんどん絆が生まれていく過程も見てて燃えるものがあったし、ライトな桃園の誓いを見ているような感じ。
次巻も後々読みます〜!#読了 pic.twitter.com/ckpsjlLqjo
浅田次郎の「きんぴか①、②、③」を読了
— kkkohe (@kkkohe_sim) February 27, 2016
浅田次郎作品は、新撰組もの、清朝末期ものが好きであるが、本作は大分様子が違っている。悪党キャラが立っていて、ハチャメチャで、人情味あふれる大好きな作品である。読んでいて宮藤官九郎オリジナル脚本のドラマや映画と同じ匂いを感じた。
『欺す衆生』月村了衛
戦後最大かつ現代の詐欺のルーツとされる横田商事事件。その残党たる隠岐は、かつての同僚の因幡に導かれるがまま〈ビジネス〉を再興。次第に詐欺の魅力に取り憑かれていくが――。欺す者と欺される者、謀略と暴力の坩堝の果てに待ち受ける運命とは。透徹した眼差しで現代の日本を、そして人間の業と欲を徹底的に描破する。
#欺す衆生#月村了衛#読了
— み。@読書垢 (@Tsundoku_mi) November 30, 2019
これは本当にフィクションなんだろうか? 現物まがい商法、和牛商法、オレオレ詐欺、投資詐欺──。時代と分かち難く結びつく、欺きの数々。
人も国も互いに欺し合っていることを日々実感している今だからこそ、絶妙に刺さる、中毒性抜群の一冊。 pic.twitter.com/iXFnSqtfwo
#欺す衆生,#月村了衛,#新潮社,読了
— 語りすとは触媒のこと (@meiwajr) September 12, 2019
ダークさに飲み込まれて一気読み。話がスピーディー、悪の闇にどんどん転がりこんでいく、登場人物面々。そして怜悧狡猾になる主人公。破滅に突き進むのか、あるいは光がさすのかが全く想像つかない展開。凄く面白かった! pic.twitter.com/XWVUJZ0qce
『欺す衆生』月村了衛
— ゆかこ (@dolphin_v_drama) February 18, 2020
巨大詐欺事件を起こした横田商事の残党たちが、再び詐欺商法を興す。
欺し欺されるたびに切り捨ててゆく心、表情を失う代わりに明瞭になる欲の輪郭。誰が敵か味方か分からない全員悪人疑心暗鬼の蟻地獄。ゾクゾクしました。
面白さも苦しさも超重量級のクライム小説。最高。#読了 pic.twitter.com/z1SgeGWH7m
『雲霧仁左衛門』池波正太郎
神出鬼没・変幻自在の怪盗・雲霧仁左衛門。政争渦巻く八代将軍・吉宗の治世、江戸市中で、一人の殺傷もなく一万両を盗み出すという離れ業を成し遂げた雲霧一味は、次の狙いを尾張・名古屋の豪商・松屋吉兵衛方に定める。雲霧の命により、七化けのお千代は、四年前に妻を亡くした吉兵衛に近づく。金蔵をめざして、江戸から名古屋へ盗賊一味の影が走り、火付盗賊改方の一団が追う。
池波正太郎さん 雲霧仁左衛門 前・後編(新潮文庫)
— 八十八夜 (@cha2ma9) May 4, 2020
TVドラマ版が面白かったので原作を。雰囲気若干違うけど、もーほんと面白かった。雲霧一党と火盗改どっちも応援したいけどやっぱり雲霧側に肩入れしちゃう…特に後編は終始ハラハラしっぱなしで最後はおさまりのつかない感情が。#読書記録#読了 pic.twitter.com/Dgj3bBAMwK
雲霧仁左衛門 前編
— HARU_読書Liebe (@HaruNuevo) May 10, 2019
読了
池波正太郎さんによる時代ピカレスク小説の金字塔
盗賊雲霧仁左衛門一党と、火付盗賊改方の闘いに、公儀隠密と尾張徳川家の暗闘を交差させ、なんとも広がりと深さのある物語。
愉悦なのだよ、愉悦。 pic.twitter.com/UjLXyyJNdO
『雲霧仁左衛門』読了。やっぱり、時代小説はいい。性に合う。昨今の物語から暴力性あるいは理不尽が失われて久しいと思っているのはわたしだけか?騙し合いとか血生臭とか、そういう人の闘争というか、そこから生まれ出る葛藤というものが美しい。
— 恵秀 (@ksyu1821) January 3, 2019
『ダーティホワイトボーイズ』スティーブン・ハンター
オクラホマ州立マカレスター重犯罪刑務所に収監されていた終身囚ラマー・バイはシャワールームで黒人受刑者を殴り殺した。黒人たちの逆襲を恐れた彼は看守を脅し、子分二人をつれて脱獄に成功する。迷いなく邪魔者を殺して進む、生まれながらの悪の化身ともいうべきラマーとその一行は銃を手にいれ、車を奪い、店を襲い、警察を嘲笑するかのように、ひたすら爆走し、破壊しつづける!スティーヴン・ハンタ―が圧倒的な筆力で描く、驚異の悪漢バイオレンス超大作!
スティーブン・ハンター「ダーティホワイトボーイズ」読了。良質なピカレスク物で、 700ページ強を、3時間で読み終わってしまった。この作家は登場人物を極端な典型に当て嵌めて描くようだが、この作品ではそれが特に成功しているように思う。
— Dm (@Dire_Mo) February 24, 2011
S・ハンター「ダーティホワイトボーイズ」読了
— 赤黒猫61号 (@N4vky7meUCPhEmG) February 14, 2020
悪が栄えた試しなし。だが、栄えないからこそ刹那で美しい。解説から引用させてもらったが、間違いなく本作を見事に表現した名文句である。血腥く、重く、鈍い「本物のアクション=暴力」が展開する。エゴと残虐性がこびりつく文体。恐ろしきライオン。
先日ダーティホワイトボーイズをようやく読了。ラマーは悪人なんだけどすっげー魅力的な人物で面白くて悲しかったわ。このボタンの掛け違いの悲劇というか道を誤った感の哀愁とか好き。
— cane (@deadman_cane) July 4, 2014