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時代を越えて受け継がれる、日本の名作文学、傑作小説を紹介します。
ルールとしてはひとりの小説家からは一作品だけを紹介しています。
名作・傑作だけに有名な作品が多いですが、全部読んだことがあるという人はなかなかいないと思います。ぜひいろいろな作品を手に取ってみて欲しいですね。
日本のおすすめ名作小説・文学ベスト10選
銀河鉄道の夜
貧しく孤独な少年ジョバンニが、親友カムパネルラと銀河鉄道に乗って美しく哀しい夜空の旅をする、永遠の未完成の傑作である表題作や、「よだかの星」「オツベルと象」「セロ弾きのゴーシュ」など、イーハトーヴォの絢爛にして切なく多彩な世界に、「北守将軍と三人兄弟の医者」「饑餓陣営」「ビジテリアン大祭」を加えた14編を収録。賢治童話の豊饒な醍醐味をあますところなく披露する。
泣きそう。銀河鉄道の夜大好き。
— リキ (@s13riki) October 23, 2016
砂の女
砂丘へ昆虫採集に出かけた男が、砂穴の底に埋もれていく一軒家に閉じ込められる。考えつく限りの方法で脱出を試みる男。家を守るために、男を穴の中にひきとめておこうとする女。そして、穴の上から男の逃亡を妨害し、二人の生活を眺める村の人々。ドキュメンタルな手法、サスペンスあふれる展開のうちに、人間存在の極限の姿を追求した長編。20数ヶ国語に翻訳されている。読売文学賞受賞作。
なんで本読まない人類がいるんだ。本読め本。安部公房見ろ。砂の女もいいけど、赤い繭もいいぞ。安部公房見ろ。
— 坂人@オタンコナス (@SAKAnoHIT) February 15, 2020
やっぱりね。ドナルド・キーンも『砂の女』を日本文学史上の最高傑作に挙げる等三島より安部って評価 RT @tekusuke 全集を買いそろえればよかったなと今でも少し後悔している。 “安部公房は受賞寸前だった…ノーベル委員長語る http://t.co/tGCaZ4Wh“
— Spica (@Kelangdbn) March 23, 2012
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細雪
大阪船場に古いのれんを誇る蒔岡家の四人姉妹、鶴子、幸子、雪子、妙子が織りなす人間模様のなかに、昭和十年代の関西の上流社会の生活のありさまを四季折々に描き込んだ絢爛たる小説絵巻。三女の雪子は姉妹のうちで一番の美人なのだが、縁談がまとまらず、三十をすぎていまだに独身でいる。幸子夫婦は心配して奔走するが、無口な雪子はどの男にも賛成せず、月日がたってゆく。
私は谷崎潤一郎の小説が大好きである。最高傑作は「細雪」だと思う。今、また読み返している。(5度目)蒔崗家の家族が京都へ花見に出かけるくだりは、本当に美しい。船場の豪商の一家が時代とともに、斜陽の色を濃くしていく所にも、「滅び」の美学が感じられる。
— 熊谷 徹 (@ToruKumagai) May 24, 2016
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春の雪―豊饒の海
維新の功臣を祖父にもつ侯爵家の若き嫡子松枝清顕と、伯爵家の美貌の令嬢綾倉聡子のついに結ばれることのない恋。矜り高い青年が、〈禁じられた恋〉に生命を賭して求めたものは何であったか?――大正初期の貴族社会を舞台に、破滅へと運命づけられた悲劇的な愛を優雅絢爛たる筆に描く。現世の営為を越えた混沌に誘われて展開する夢と転生の壮麗な物語『豊饒の海』第一巻。
三島由紀夫著『春の雪』再読了。言わずと知れた三島文学の最高傑作。文章表現、展開ともに美しすぎるほど。しばらく、この美しい言葉の海に身を委ねていたい。
— いのうえ (@northfield2908) March 17, 2013
ついこないだ、春の雪みて、「俺たちはまた会うぜ、きっと会う。滝の下で」でちょうど涙ちょちょ切れしたとこ。
— ゆりか😆 (@fleune898_rio) June 6, 2013
枯木灘
熊野を舞台に繰り広げられる業深き血のサーガ。日本文学に新たな碑を打ち立てた著者圧倒的代表作。後日談「覇王の七日」収録。
大江健三郎の「万延元年のフットボール」と中上健次の「枯木灘」を読めば、戦後日本文学における2つの巨大なおっぱいの、左のおっぱいと右のおっぱいを鷲づかみしたことになる。そして、三島由紀夫と村上春樹はシリコンだったことがわかるのである。
— 小林昌平「その悩み、哲学者が答えを出しています」中韓台版も発売 (@shoheizg) June 18, 2011
最近ようやく現代日本文学最高峰と評される中上健次の「枯木灘」を読み終え、小説家の生み出すフィクションの力強さを前に深く落ち込み、歓喜し、その流れで同じく土着的、血縁的などろどろしさがありそうな積み本、古川日出男の「聖家族」に一気に向かおうとしていたけれど、根性なしなのでやめた。。
— frankyheaven (@frankyheaven) May 20, 2011
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沈黙
島原の乱が鎮圧されて間もないころ、キリシタン禁制の厳しい日本に潜入したポルトガル人司祭ロドリゴは、日本人信徒たちに加えられる残忍な拷問と悲惨な殉教のうめき声に接して苦悩し、ついに背教の淵に立たされる……。神の存在、背教の心理、西洋と日本の思想的断絶など、キリスト信仰の根源的な問題を衝き、〈神の沈黙〉という永遠の主題に切実な問いを投げかける長編。
遠藤周作の「沈黙」
— Vector (@j1jEr) October 22, 2016
これはまじで読んだ方がいい
すごい面白いしこれを読むと作者がほんとに日本人なのか疑うレベルでキリスト教や外国人の感覚を捉えてる
人間失格
「恥の多い生涯を送って来ました」。そんな身もふたもない告白から男の手記は始まる。男は自分を偽り、ひとを欺き、取り返しようのない過ちを犯し、「失格」の判定を自らにくだす。でも、男が不在になると、彼を懐かしんで、ある女性は語るのだ。「とても素直で、よく気がきいて(中略)神様みたいないい子でした」と。ひとがひととして、ひとと生きる意味を問う、太宰治、捨て身の問題作。
太宰治『人間失格』傑作やと思う。多分あと少しで読み終わるけど、読んでいてつい感情移入されてしまう。
— ニシ 読書・映画・運動好き。 (@nisidesu082800) October 29, 2019
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万延元年のフットボール
友人の死に導かれ夜明けの穴にうずくまる僕。地獄を所有し、安保闘争で傷ついた鷹四。障害児を出産した菜採子。苦渋に満ちた登場人物たちが、四国の谷間の村をさして軽快に出発した。万延元年の村の一揆をなぞるように、神話の森に暴動が起る。幕末から現代につなぐ民衆の心をみごとに形象化し、戦後世代の切実な体験と希求を結実させた画期的長篇。谷崎賞受賞。
やっと大江健三郎の万延元年のフットボール読み終わった……長いし難しいし読みづらいしで一週間かかった…
— 永井敦也 (@shelovesyouyay3) July 27, 2016
でも素晴らしかったな〜健三郎これ32歳で書いたのかよ…日本が誇る作家だね。本当にノーベル文学賞に値する作家だわ…
日本文学史上最高の長編小説は大江健三郎の「万延元年のフットボール」で、日本文学史上最高の短編小説は梶井基次郎の「檸檬」だと私は思っています。村松
— 伊豆・松崎町地域おこし協力隊 (@matsuzaki_town) June 28, 2016
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氷点
ある夏、北海道旭川市郊外の見本林で3歳の女児が殺される。父親、辻口病院院長の啓造は出張中、母親の夏枝は眼科医の村井の訪問を受けている最中の出来事だった。夏枝と村井の仲に疑いを抱いた啓造は、妻を苦しめたいがために、自殺した犯人の娘を引き取ることにする。事実を知らない夏枝はその娘に陽子と名付け、失った娘の代わりにかわいがる。夏枝や兄の徹らの愛情に包まれて明るく素直な娘に成長していく陽子だったが、いつしか家族に暗い影が忍び寄る―。
『氷点』(三浦綾子)を読みました。すごい感情のジェットコースターに乗れる作品です。富士急ハイランドにこの名前を冠したジェットコースターを作った方がいいと思います。「降ろして!!」じゃなくて「止めて!!」と登場人物達に言い続けながらも、乗り続けることになるでしょう。
— いぞ (@izo_izo) May 16, 2019
キッチン
私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う――。同居していた祖母を亡くし途方に暮れていた桜井みかげは、田辺家の台所を見て居候を決めた。友人の雄一、その母親のえり子さん(元は父親)との奇妙な生活が始まった。絶望の底で感じる人のあたたかさ、過
ぎ去る時が与える癒し、生きることの輝きを描いた鮮烈なデビュー作にして、世界各国で読み継がれるベストセラー。「海燕」新人文学賞・泉鏡花文学賞受賞作。
キッチン/吉本ばなな
— すずはら (@suzulab) March 5, 2020
読了〜!
心情描写ひとつひとつどれも良くて、なるほどロングセラーだと
自分にとって譲れない大切なものってなんだろうって考えさせられた
吉本ばななのキッチンを読んでいる。はやくページをめくりたくて仕方ないほど物語にのめり込めるけども、感情移入しすぎて読むのがつらい。こまかい描写やひとことに読んでいるこっちがいちいち傷ついて励まされて気付かされる。
— ンハゴリク (@kurigohan_125) October 19, 2016